3 彼等は 【実況者】

会議 ページ18

らっだぁ side



コン コンッ



……来たか


兵士1「同盟国の方々がいらっしゃいました」

らだ「ありがとう…………じゃあ」


らだ「4んで？」


兵士1「！」




ザシュッ




ぺい「うわっ……グ ロ…」

運営国は兵士は雇ってないって事、
知らずに来たのか…スパ イなのは確実だろう。
いや、ちょっと違うか…。
でも、問題は何処の国からか……だ。
…こんな時に相手する程、俺らも暇じゃないのに…


らだ「おいよさん」



スタッ



oiyo「なに」

名前を呼んだ数秒後、ダクトから飛び降りてきた。
彼の名前はおいよ。
ら民最強チームの1人であり、リーダー。


らだ「後片付け、お願いできる？」

oiyo「…大丈夫なのか？」

らだ「いいよ、俺は同盟国の人達を信頼してる」

それがもし、先程のスパ イを送り込んだ
相手だったとしても、俺は信じるよ。


oiyo「…分かった」

らだ「……よし、行こう。ぺいんと、きょーさん」

ぺい.金豚『おう 』




ガチャッ




oiyo「……4ぬなよ、らっだぁ」

…そう呟くおいよさんの声は、俺には聞こえなかった




バタンッ







NO side



らだ「それでは、会議を始めます。
同盟国の皆様、
わざわざ遠くから御足労頂きありがとう御座います」

運営国総統、らっだぁのその発言に集まった
同盟国総統達は目を丸くしている。
……それもそのはず。
これは、らっだぁらしく無い発言なのだから。


グル「らっだぁさんらしく無い発言だな」

トン「空気読むんや、グルさん！」ボソッ

我々国総統、グルッペン・フューラーが
らっだぁの発言に指摘した。
…指摘されたらっだぁは、黙ったままだ。





沈黙





金豚「………らっだぁ」

その沈黙を破ったのは、運営国幹部。
ばどきょーこと、金豚きょーだった。


金豚「話した方がええんちゃうか」

らだ「……でも、今は」

金豚「今だからこそ…や。
最悪、コンちゃん達を助けられんかもしれんからな」

らだ「っ……」

金豚「…俺は話さんからな。自分で話せよ」

らだ「………………分かった。
同盟国の皆様…聞いて頂けますか？」

それぞれ違う反応をしている。
顔を見合わせ頷く者。
首を傾げている者。
真剣な表情をしている者。
楽しそうな表情をしている者。
………が、答えは一緒だったようで


『勿論/です！』

らだ「……先程、スパ イが運営国に現れました。
それだけならまだよかったんですが……
そのスパ イが着ていた鎧が問題なんです」

グル「…ほう」

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