検索窓
今日:1 hit、昨日:0 hit、合計:600 hit

ひゃくろっこめ「路地裏を抜けて」 ページ6

女の子とはいえ、完全に力の抜けた人間を背負うのは、負傷した身体では少々つらい。

足がふらつく。
まだ・・・・・・、まだ倒れられない。

「っ・・・・・・・・・くそ」

貧血で真っ直ぐ立っているのが難しい。

「大丈夫ですか!」

路地を抜けると、人の少ない小さな広場に出た。

「先輩、この人たち、怪我をしています!」

青い瞳の青年と、ショートカットの少女が駆け寄ってきた。

「俺のことはいいから、まず背中のこいつを・・・・・・」

ゆっくり下ろそうとした所で、身体がぐらついてしまう。

咄嗟に抱えてくれたので、落としてしまうなんて事にはならなかった。

美緒が少女に抱えられているのを見て、取り敢えずほっとした。

「早く病院に・・・」

「病院はだめだ。
・・・・・・・・・申し訳ないが、その少女を少しの間見てて欲しい。勝手なお願いだってことは分かってるが・・・・・・ぐっ」

だんだん視界が暗くなり、何も見えなくなった。

ひゃくななこめ「親切な人」→←ひゃくごこめ「逃走」



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 0.0/10 (0 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
設定タグ:聖杯戦争 , fgo , ぐだ子
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:亜沙美 | 作成日時:2019年9月30日 0時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。