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ひゃくじゅうさんこめ「隠れ家」 ページ13

着いた先は、エリスの隠れ家だった。

「わーい、エリスのお家にお泊まりだね〜!」

「はしゃがないでユエファ。本当は他人は入れたくないけど、仕方なく上げてるのよ」

「うん!」

そんな二人を眺めていると、ユエファのアサシンが絡んできた。

「よぉ兄ちゃん、ガッチガチじゃねぇか〜」

黒髪を揺らして、ニコニコしながら顔を覗き込んでくる。

「もしかしてあれか、女に囲まれて落ち着かねぇのか?」

「そ、そういうんじゃないですって!」

完全にアサシンにからかわれている。

「ビル跡には、ここで待つという伝言を置いてきたわ」

「美緒、大丈夫かなぁ・・・」

藤丸立香さんが、心配そうに呟いていた。

「あ、大丈夫だと思いますよ。ベルトランドが背負って脱出したのを見ましたから」

ただし、ベルトランドが怪我をしていた事は伏せた。

不安にさせないためだ。

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作者名:亜沙美 | 作成日時:2019年9月30日 0時

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