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ひゃくにこめ｢･･･今更｣ ページ2
「･･････それは、つまり」
「ええ、人理は焼却され、地球のあちこちに特異点が出現するでしょう」
「そんな事が、許されるわけ･･････」
「なぜです？私はただ、戻りたいんです。
苦しかったけど、大変だったけれど、マシュやドクター、ダヴィンチちゃんがいたあの頃に。
あの頃は生きる事に必死だった分、毎日が輝いていました。
でも、今は真っ暗なんです、分かりますか？
英霊とは過去の落とす影。
私に未来はやってこない、ただ過去を見ることしか出来ない。
もう、過去しか見えないんです」
私には彼女を説得する事はできなかった。
私が刈り取った未来、私が潰してしまった命。
今更、何を言えようか。
結果、私は彼女の願いを阻止する事にした。
ひゃくさんこめ｢受肉したサーヴァント｣→←ひゃくいっこめ｢問い｣
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作者名：亜沙美 | 作成日時：2019年9月30日 0時
