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『お、おじゃまします…』
来ちゃったよ、ルートとギルの家に来ちゃったよ。
ルートに続いてリビングに入ると彼の声が聞こえた。
ギル「おールッツ遅かった…って、、A?」
きょとんとした顔でこちらを見る彼の姿に少しときめいた。
ルート「ああ、Aは実は…『私ルートの彼女になったので今日から一緒に住むことになりました!!!!』ちょ、A?!」
騙すなら身内からって言うでしょ、と小声でギルに聞こえないようにルートに訴えかけた。
ルートは一瞬迷ったが、よほどストーカーに困っていたのか省略してくれた。
ギル「はっまじかよ!!!」
俺様の弟に彼女かー!と嬉しそうにルートに笑顔を向ける。
私はあなたの彼女がよかったのに、と思ってるなんてあなたは知らないだろうな。
ギル「A!今日からよろしくな!」
『うん、よろしくね』
偽りの笑顔をあなたにむけた。
゚.:。+゚.:♡゚.:。+゚.:。♡゚.:。+゚.:。♡゚.:。+゚.
『はぁ、なんか疲れたなぁ』
ルートと付き合ってるふりしなきゃだし
好きな人は目の前にいるしで疲れたため、少しバルコニーに出て心地よい風に当たっていた。
どうやら私がお風呂に入ってる間にまた無言電話が来たようでルートも困っているようだった。
『さすがに困ってる人はほっとけないしなぁ…』
ギル「誰が困ってんだ?」
いきなり後ろから声をかけられ飛び上がってしまう。
『なっ…ちょ、なんでいるのよ?!』
ギル「何してんのかなーと思って」
顔見れない。
私絶対顔赤い。
だって熱いもん…。
『べ、別に…ほっといてよ』
ギル「ほっとけるわけねーよ」
そう言って頭をわしゃわしゃと撫でてきた。
『なっな、っなにすんの、っ』
ギル「顔真っ赤w」
『う、うるさい!///』
やめてよ、もっと好きになっちゃうじゃん。
ギル「なぁ、俺の事、どう思う?」
『は…なに、どうって…』
どうゆう意味で、と言おうとしたらギルが私の髪に触れながら優しく囁いた。
ギル「ん?…恋愛的な意味で?」
心臓が止まりそうだった。
いつになく真剣で、優しい声で、私の目を離さなかった。
『な、…っそもそもあんた彼女いるでしょ…!』
ギル「…ん、そうだな…変なこと聞いてすまねぇな」
そう言って私の頭を撫でてバルコニーから出ていってしまった。
『……なんなのよ一体…』
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猫目石(プロフ) - 凄く続きが気になります。コロナに気を付けてくださいね。 (2020年11月29日 16時) (レス) id: 5676b10c1c (このIDを非表示/違反報告)
霊(プロフ) - 絵のプロイセンが可愛いですね!体調の方はお気をつけてください…。最近何かと流行っているようですし。 (2020年1月27日 21時) (レス) id: 7a83baf5c4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:めろめろでぃ | 作成日時:2020年1月11日 0時