君の温もり【薬研藤四郎】 (ページ1)

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「失礼します。薬研さん、主さまが部屋に来るようにと。」

と、こんのすけが俺の部屋に入ってきた。

俺、薬研藤四郎は、今仕えている大将が一番最初に生みだした刀だ。
俺は、大将の力で人間の体を手に入れ、時間遡行軍という歴史を変えようとする奴らと戦っている。

「わかった。」

そう答え、俺は大将の部屋へ向かった。

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「待ってたよ。薬研。」

大将の部屋に入ると、大将以外にもう1人居た。

「薬研藤四郎、俺と組むことになった。よろしくな。」

「ああ。山姥切よろしく。」

俺は写なんて気にしていないが、山姥切は気にしているらしい。俺が来てから、白い布をさらに深くかぶる。

「さっそくだけど、2人を呼んだのは他でもない。時間遡行軍のこと。」

「今回はどこだ？」

「今回は元治元年、7月17日から19日の3日間。敵の数は約10。」

「確か元治元年の7月って言ったら」

「禁門の変だな。…大将、今からでも作戦立てていいか？」

「いいよ。出発は作戦会議後すぐでいい？」

その後、俺と山姥切は大将と一緒に作戦を立てた。

やっぱり大将はすごい。俺や山姥切が、考えつかないような作戦を出してくる。