カ ン ナ の 花 束 を 捧 げ る

こんなクソみたいな世界でも 【cn】 ページ30

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途中で力尽きました

雰囲気で読んで下さい



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この世界は狂っている。


そう、私は心から思っている。





両親と私は幸せに暮らしていた。なのに突然、その幸せはバラバラと崩れ落ちていった。

ある日、私の家に数人の黒いスーツと黒いサングラスを付けた大人たちが入って来て、私たち家族はあっという間にバラバラになってしまったのだ。

私は大人に無理矢理引っ張られて車に連れ込まれた。



私が連れて来られたのは、多分どこかの研究所だ。

ずっと目隠しをされていたから此処がどこなのかまったく全く分からない。でも体感的にはずっと遠いところだと思う。それも、車の中でずっと恐怖で震えていたから感覚が可笑しくなっているのかもしれないが。

車から連れ出されて、抵抗も虚しく目隠しを取られて入れられたのは白く無機質な小さい部屋だった。

すぐに扉はばたんと閉まった。
とりあえず、此処から逃げないと。

恐怖で心がいっぱいになりながらも、私はなにか無いかと部屋を見回る。


扉は一つしかなく外側から鍵を掛けられてしまった。窓らしきものもあったが自力では壊れそうに無く、何よりそれは私の身体よりもずっと小さかった。


閉じ込められ、逃げ出す事はまず不可能。


それを悟った私はこれ以上抵抗をする気力も無くなってしまった。


両親はどこに行ってしまったのだろう。

私と同じこの施設のようなものに連れて来られたのだろうか。

それとも私だけ連れて来られて、両親は今必死に私を探しているのだろうか。

それとも、もう.......。


思考もどんどんネガティブになっていって、私は小さな白いベットの上で小さくなることしか出来なかった。





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