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と、後ろから声がした。
それは猿山先生のもので、私は直ぐに振り返った。



『わっ...』



私のすぐ真後ろに先生は立っていて、驚いてしまう。
さっきは居なかったのに.......。
そう思ったがきっと私が気が付かなかっただけだろう。

先生は静かに私を見下ろしていて、雰囲気も何十分か前に味わった重く暗いものだった。

...先生怒ってるんだ......。

そりゃあそうだ。本来私は此処にいてはいけない。下校時刻なんかとうの昔に過ぎている。


先生は、もう一度「なにしてるんだ?」と私に問い掛けた。
正直に言わないと、私。
隠す事は何もない。



『あの...教室に忘れ物をしてしまって......とりに来ました。ごめんなさい』


「......そうか、そうだよな」



先生は私の言葉を聞いて、何度かそう呟くと何かに納得したのかうんうんと呟くと、しゃがんで私と目線を合わせる。
そして、



『あでっ』


「も〜忘れ物するなんて......ダメじゃないか。何忘れた?」


『しゅくだいです...』


「はぁ?....まぁ取りに来たのは偉いから許してやるわ!」



先生は私にデコピンをしてきた。
意外とそれは痛かったけれど、先生は許してくれたみたいだ。

よかった〜と胸を撫で下ろすと、先生はちょっと待っとけと言って立ち上がった。
そしてズボンのポケットを探り、鍵を取り出すと職員室の扉を開けて中に入って行った。

それから直ぐに戻ってくると、先生は6年1組の鍵を持っていた。



「んじゃ、一緒に行くか」



そういうと、先生は職員室の扉をがちゃ、と閉めた。





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メロディ(プロフ) - 翡翠さん» いえいえ〜こちらこそリクエストありがとうございました! (2020年4月29日 10時) (レス) id: 1e2bac22f6 (このIDを非表示/違反報告)
翡翠 - リクエストに答えてくれて、ありがとうございます! (2020年4月29日 9時) (レス) id: 48eb906cb5 (このIDを非表示/違反報告)
メロディ(プロフ) - らのらのさん» rdですか....分かりました!書くかは分からないですが考えてみますね〜!教えて頂きありがとうございました! (2020年4月20日 17時) (レス) id: 1e2bac22f6 (このIDを非表示/違反報告)
らのらの - メロディさん» はい!お願いします!ところで「花吐き病」を奇病のやつとしてやるのなら夢主さんがらっだぁさんに恋をして________というのを見てみたいですね!別に誰でもいいのですが……自分、らっだぁさんが推しなので…! (2020年4月20日 11時) (レス) id: 194ccaa0c1 (このIDを非表示/違反報告)
メロディ(プロフ) - らのらのさん» 「花吐き病」ですか....。確かにタイトル的にもあってますね〜!教えて頂きありがとうございます!調べてみますね〜! (2020年4月19日 13時) (レス) id: 1e2bac22f6 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:メロディ | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/merodexi032/  
作成日時:2020年1月26日 21時

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