Magical war, magic and memories＿私と彼らの記憶の物語＿

Magic 13　♪ ページ13

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「2人とも聞こえた？今度は左行ってって」


「おう、聞こえてんで」


「うん聞こえてる。2人は先行ってて、俺後から追いかけるわ」



どりみーの緑色の魔法陣が消えるとコンちゃんの声は聞こえなくなる。
俺は2人にそう伝えると2人は了解、と一言言うと反対側へ飛んで行ってしまった。

俺はコンちゃんと一緒で空を飛ぶことは出来ない。人間だからしょうがないね。
2人を先に行かせた理由としてはそれが1つ、後は.....



「ノーちゃん、エンダーさん、大丈夫？」



そう俺は水色の長い髪に金色の王冠を被り、白いワンピース姿をしたノーちゃんという女の子、それと、紫色の髪で背が高くシルクハットとスーツを着たエンダーさんという男性に俺は声を掛ける。

人間だからと言って俺は何も出来ない訳では無い。

俺は召喚士であり、その名の通り誰かを召喚することが出来るのだ。
ただ、召喚できる代わりに魔力の関係で2人までしか呼び出せないがそれなりに強力な魔法だと思う.....多分。
この2人は俺の魔法、召喚術で呼び出した、分かりやすく言うと召喚獣的なやつだ。俺の場合は少し違うけど。



「私はまだまだ大丈夫！」


「僕も大丈夫デスヨ。それよりも速く追いかけませんか？」




2人の体を心配すると2人ともどうやら大丈夫そうなようだ。
エンダーさんは真剣な顔をしながらそういうと、俺は頷き、さっきの2人の後を追いかけて走り出した。
その後ろを2人はついて来てくれる。

改めて戦場を見てみると、さっき殲滅させたとは言え、まだかなりの数が残っていた。
ひぇ〜.....まだ結構残ってるよ〜.....。

そうは思うが戦わなければいけない。
出来るだけ戦場のど真ん中を迂回しながら走るとどりみーときょーさんが戦っている姿が見えてきた。



「....よしっ！ノーちゃんはどりみーときょーさんのサポートに回って。
エンダーさんはコンちゃん捜し出してテレポートで回復の手伝い」


「分かった！」


「了解デス」




それぞれに指示を出すとノーちゃんは空中に氷の足場を作りながらぴょんぴょんと空へ飛び出し、エンダーさんはテレポートで姿を消した。
戦いはまだまだこれからだ。

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