ハロウィンの夜の伝説

お菓子が17個 ページ18

少しさっきよりも速いスピードで歩く。

その間にも月は少しずつ傾いていた。



やがて、Aちゃんの話の通り大きな木が見えてきた。


...が




『......！？速く！みんな！逆方向に走って！』



ら「！？どうして！？」



き「あほ！らっだぁ前見ろ！」




前......？


前を見ると大きな木


...の下にさっきのAちゃんのお父さんと、その他にも似た人が沢山いた。
よく見るとAちゃんの尻尾がピーンと立っていて毛も逆立っている。



...これヤバい...！




俺は後ろを振り返り走り出した。


みんなはもう走り出していて少し先にいた。




「皆の者！人間を捕まえるのだ！」



「うおぉぉぉぉぉぉぉ！！！！」




後ろからそんな声と叫び声？みたいなのが聞こえてくる。



ヤバいヤバいヤバい！！！



どんどんさっき見た景色が流れていく


後ろから変な声と足音が聞こえてくるが怖くて後ろを振り返ることが出来ない。





ゴォッ！





ら「うわっ！！！火の玉！？！？」



き「なんやこれ！？」





後ろからよく分からない火の玉が飛んでくる。
いや！焼けちゃう！！！




ら「俺たちみんな美味しくないって！！
　 美味しいのはきょーさんだけだからぁぁ！！」




き「おまっ...！俺を売るな！！！」

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