光は... 【contami】

また ページ2

ﾋﾟｰﾎﾟｰﾋﾟｰﾎﾟｰ






そのサイレンの音を聞いていた





久しぶりだなこんなに苦しいの




俺は冷静にそんなことを考えた






「聞こえますか？聞こえますか？」






誰かが俺にそう言った







「ぁ......う、くる、しぃ。」







俺はそう言った



頭は冷静だけど声は違った



やっぱり苦しい

辛い









助けて








「名前、言えますか？」






「...こ、..ん。」






俺はそう言った



でも、だんだんと声は遠くなってくる







「＿識レ＿＿低＿＿

　大丈＿で＿＿＿聞こ＿＿＿＿＿」





これ、何回目だっけ？



この体験は何回目？



わかんないや







・









・









・









・



「......ん......。」




目を覚ました時にはいつものところにいた





白いベット


酸素マスク


点滴



またここか





「ん...ｹﾞﾎｯ、ｹﾞﾎｯｺﾞﾎｯ


　.....ハァハァ＿＿。」




まだ、熱っぽい...かな


つらっ




そういえば、母さん居ないな

いつもならいるのに





そう思って周りを見た




よく分からない機材


外は暗い




...夜か



面会時間、終わったのか








じゃあ仕方ないな




俺はもう一回寝ることにした

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