＊過去編〜もっと仲良くなりたいside梅原〜 ページ30
その後、佐藤さんとちゃんと話せたことはなかった。
お互いに妙に意識してしまって、また「…どうも」の会話が続いた。
そんなある日のアフレコ日。
俺が控え室に入ると、ちょうど今来たらしい佐藤さんと壮馬くんが挨拶を交わしていた。
斉藤「Aちゃんおはようー」
「あ、そーまくんおはようー」
びっくりした。
壮馬くんも俺も佐藤さんと会ったのは同じくらいのはずなのに、もうタメ語で名前呼び。
驚きつつ、ちゃんと佐藤さんに挨拶する。
梅原「佐藤さんおはようございます」
「お、おはようございます梅原さん」
斉藤「えっ、2人ともぎこちなくない？まだ敬語なの？w」
「えっ、いやっ、私なんぞが梅原さんにタメで話すなんておこがましい」
斉藤「俺には即タメ語だったくせにー」
「それはそーまくんが馴れ馴れしかったからそれがうつったんですー」
壮馬くんがフレンドリーなのは知っている。
けどここまでなんて。
すごい差だった。
俺のコミュ力がもう少し高ければ、もっと仲良くなれていたかもなのに。
もう少し。
もう少し、頑張れば…！
声を振り絞った。
いつもの、西山に絡むテンションで。
壮馬くんに絡むテンションで。
それと同じくらい、明るく…！
梅原「なんだよ、タメ語がよければそれでいいよ、A」
「！？」
佐藤さん…いや、Aが驚いた顔でこっちをみている。
斉藤「わーお…」
壮馬くんが間抜けな声を出す。
壮馬くんのコメントに笑いそうになりながらも、自分から出た声に自分で驚く。
「あーびっくりしたー！そんなに私のこといじれるんなら早くやってくれてよかったのに」
Aは梅原さんって面白いねー、と言いながら笑っている。
勇気を出してよかったと思った。
そこでふと思う。
なんで俺、もっと仲良くなりたいだなんて思った…？
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
斉藤「梅ちゃん、どうしたの」
梅原「どうしたって、何が」
斉藤「普段女性声優さんにあんな絡みかたしないから」
梅原「さあな、俺も知らねえ」
斉藤「え、好きなの？」
梅原「なわけ」
斉藤「ニヤけてるよ…？」
梅原「！？」
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
〜現在〜
「梅原ぁ、ベッドまで運んでー」
梅原「自分で行け」
＊過去編〜近づく思いside西山〜→←＊過去編〜もっと仲良くなりたい〜
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凌雲(プロフ) - リクエスト受け付けてたらでいいんですけど………梶裕貴さんってだせますか？ 応援してます (2021年9月20日 7時) (
レス) id: 0da03130b0 (このIDを非表示/違反報告)
めろんぱん(プロフ) - 声優大好きさん» コメントありがとうございます！うめこたコンビこれからもどんどん出演させる予定なのでぜひご覧ください(*･ω･)ﾉうめこた最高… (2019年1月31日 7時) (レス) id: 609d647ec0 (このIDを非表示/違反報告)
声優大好き - 梅原さんと、西山さん、私も好きです！ うめこたコンビいいわ(〃ω〃) (2019年1月30日 22時) (レス) id: bf560551a9 (このIDを非表示/違反報告)
めろんぱん(プロフ) - もちもちさん» わーありがとうございます！面白いと言っていただけると本当に嬉しいです！梅原さんと西山さんいいですよね…お互い頑張って小説書いていきましょー♪( ´▽｀) (2019年1月25日 5時) (レス) id: 609d647ec0 (このIDを非表示/違反報告)
もちもち(プロフ) - めちゃくちゃ面白いです！これからも頑張ってください！梅原さんと西山さん私もすきです！好きで小説書いてます！！ (2019年1月24日 23時) (レス) id: 008531b0f9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：めろんぱん | 作成日時：2019年1月20日 22時
