梅色の声優彼氏さん【梅原裕一郎】

佐藤さん、よんでますよ ページ18

江口「もしもしもしもーしAっちゃーん」



「江口？」



『アリスファンタジア』アフレコ収録の休憩中、電話がかかってきた。



「なーに、どうしたの」



江口「なんかさー、良平さんが今日の夜TrignalとAちゃんとで飲まないかってー」



「え、良平さんと連絡先交換してるはずだけど」




江口「なんか今日家に携帯置いてきたらしい」




「あーそういうこと、じゃあ飲めますよって伝えて」



江口「りょーかい、そんじゃあねー」




梅原「まてA、もしもし、俺も行くって伝えてください」



江口「あれ、梅ちゃん？おっけー、梅ちゃんもって伝えとくよ、ばいばーい」



梅原「はい、それじゃ」



「え、なに、梅原」



梅原「心配だから」



「え、男性3人と飲む私のことが心配？やっだイケメン」



梅原「そうじゃない、飲み過ぎるのが心配」



「？？？」



梅原「いや今の忘れて」



「は、はあ。了解っす？」



アフレコ終わる頃には忘れた。



アフレコ終了後。



斉藤「Aちゃん、これから飲み行くの？」



「そーまくん！うん、Trignalのみなさん＋梅原とね。そーまくんも来る？」


斉藤「あー、俺はちょっと用あるから、また今度飲もうね」



「わーい飲もうね！じゃあまた明日のアフレコでねー」



斉藤「あ、ちょっと待って」



「ん？」



斉藤「糸くずついてる」



あら。いつ糸なんて使ったかな、なんて思っていると、そーまくんがそっと前髪に触れた。



斉藤「はい、とれた」



「ありが…」


とう、と言おうとした時、肩をガシッと掴まれた。



梅原「人の彼女ですけどー、壮馬くん？」




斉藤「ふっふーお熱いねえ、盗ったりしないって」




梅原「とはいっても壮馬くんイケメンだからAもその気になっちゃうかもね」




斉藤「ふーん、Aちゃん、その気になった？」




「大丈夫、そーまくんは女友達」



梅原「あ、そう？じゃあ安心だ、それじゃまた明日な」



斉藤「うん、また明日ー。＿＿＿＿＿＿ねえ今女って言った？ねえAちゃん今女って言った？」



「反応おそい」

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