［d!］暗殺者さん、私を攫ってください［zm］

認識 ページ6

チュンチュンと小鳥の鳴き声が少女の耳に届く

少女は眠そうにゆっくりと体を起こした後、上がらない瞼を無理やり上げて数回瞬きをする

すると、少女は急に瞬きを止め、今自分がいる部屋をぼんやりと見始めた

今まで少女が生活していた部屋とは違い、棚や机、椅子などが置かれており、その驚きの変化に表情筋は動かないものの、少女は内心驚いていた

不意にギュッとそばにあったものを掴めば、それは今の時期に合ったふわふわの暖かい毛布

ハッとした少女が寝ていた場所を見てみれば、硬い床なんかとは断然違うふかふかのベッド

少女はまるで夢のような部屋に―相変わらず表情筋は動かないものの―目を輝かせる

そんな風に部屋を堪能していた少女の耳に、扉が開く音が響いた

それに少しびっくりしてそちらを剥けば、なにかのキャラクターだと思われるフードを深く被った男が入ってくる



「あ、起きたん？おはよぉ」



『…おはようござい、ます』



少女は、この男の隙間から見えるまるでエメラルドのような瞳を凝視する

そこでようやく少女は、夜に見た光るあの瞳を持った暗殺者に攫ってもらったのだと認識した



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悲報
私、腰が痛すぎておばあちゃんになりました()

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