［d!］暗殺者さん、私を攫ってください［zm］

幼女 ページ18

「ほんまに居るんか？」



「あれもしかしたらそうやないですか？」



「あれに隠れているのが人と仮定して…ちっこいなぁ…」



「━━さんには言われたくないやろぉ」



「やかましいねん━━━！」



「静かにせぇ…！」



急な大きな声にびっくりしてAの身体が少し跳ねた

それを見逃さなかった水色のふわふわした髪が特徴の男は毛布を指さす



「今動いたで━━！」



「大きさ的に幼女…！！」



「うわ、一気に犯罪臭強なったで」



「不法侵入してる時点で犯罪なんだよなぁ」



Aは、その色々な声を聞き遂に顔を毛布から覗かせた

目の前には赤オレンジ水色紫と、特徴的な色の人達がAの視界に入った

パチパチと瞬きをした後、顔だけではなく毛布から体を出し、ベッドから降りてぺこりと頭を下げる

その様子に少し焦った様子を見せるが、Aは気にせずに口を開いた



『初めまして…えっと…どちら様ですか』



「…え、この子大丈夫？」



「俺ら不法侵入と同じことしてんのに警戒心0とか俺この子の将来怖いで？」



「えぇ…挨拶ちゃんと出来るとか可愛ええしええ子やん…。お持ちかえ」



「その先はNGやで」



Aはじっと彼らを見つめたまま、コテンと頭を傾げた



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やっとゾムさん以外の人が出ました…

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