とある東京の学校にて 4 【梟谷編】 ページ6
…で、俺の目の前にいる赤葦は高校で出会った俺なんかよりもかなり前から一緒にいるようだ
親の転勤で兵庫から東京に引っ越してきたAはたまたま赤葦家の隣に越してきた
当時、今とは打って変わってAはかなりの美少年だったらしく、赤葦は必死で獣化した女子からA
を守るのに必死だったらしい…相当苦労したようだ
赤葦もAのことをてっきり男だと勘違いしていたらしく、中学の入学式のときにいつもズボンだったAがプリーツスカートをはいているもんだから、動揺した赤葦はこっそりと自分の母に「Aってそっち系にいっちゃったの…?」と聞いてみれば「え?Aちゃんは女の子よ?」と首を傾げる母に赤葦は「!?」とかなり驚いたらしい
え、母さん
前にAは男の子だって言ってただろ…
そして赤葦はAが女子だと、このときはじめて知ったらしい
木 「本当にあのAを男と間違えるなんてさすがに赤葦やばすぎね?」
兎 「あかーし!その小学生の頃のアルバムみせろよっ!」
赤 「…あんたら暇人ですか」
一度、赤葦家にこっそりと押しかけに行った時、かなり嫌な顔をされたが幼い頃のアルバムを渋々とみしてくれた。…見たらとっとと帰ってくださいよ
兎 「…赤葦、この写真ほし「嫌です」
皆 「…っ」
…本当にかなりの美少年だった
小学生の頃のアルバムに載っている自分がかなり霞んで見える…いや、比べるなんて恐れ多い、。
このアルバムに載っている満面の笑みでランドセルを背負っているAを見た瞬間、(…くっ!ま、眩しい…っ)と目を細めてしまうほど、例えて言うなら、太陽を直接見てしまったあの感じに似ている…
一度見たら忘れられないほど…あいつはかなりの美少年だった…
でも高校まで一緒だとさすがに仲良すぎね?よくあの頭で梟谷受かったなとおもいっきし笑い飛ばしてやれば、隣にいた赤葦は「…まぁ必死に教えこみましたからね。それはもう血のにじむような日々でした」と遠いい目をする赤葦に「え?」と首を傾げた
「一緒の高校行くためにかなり努力しましたから」
…中2の冬には推薦きてましたし、そのおかげでAに中学三年間分の教科をあのスポンジヘッドに叩き込めましたからね、俺の努力の賜物です。
そう言って赤葦はブスリっとぐんぐん牛乳の紙パックを強くさし込み、ズコッとストローを啜る
木 「…」
かなりの執念深さ…
そんだけ赤葦はAと同じ学校に通いたかったんだ
愛が重い…
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作者名:ふわ リ | 作成日時:2019年2月8日 1時