北さんの誘拐騒動は俺達の勘違いやった【北信介】 (ページ18)

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俺達のセッターがやばい件につき 3 ページ18

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赤｢え、白福さん…それって本当ですか｣

白｢嘘話してどうすんの。でも以外…赤葦は知ってるかなって思ってたけどぉ…｣

…もしかして喧嘩…いや、振られた？、と容赦ない白福のお言葉に(おいおい！？おまえなに口走ってんの！？)と全身からサーと血の気が引く

赤｢…喧嘩もしてませんし、まだ振られていませんよ。それで明日Aは何時頃に来るんですか｣

白｢あ、そうなんだ～ " まだ ” なんだね～？…明日はお昼頃にこっちにくるみたいだよぉ｣

皆｢…！？｣

木｢…はっ！｣

そうだ、思い出した…こいつもA信者だった…っ

ゴクリ、と無意識に生唾を飲み込みながら、白福と赤葦を交互に見やれば、お互い顔面に黒い笑みを貼り付けながら、バチバチと火花を散らしている

木｢…お願いだA｣

明日と言わずに今すぐ帰ってきてくれ…

おまえがいねぇと俺たちのチームまじで潰れるかもしんねぇ…っ

俺もう正直…

木｢…げっろ疲れた｣

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赤｢木葉さん、顔色悪いですけど大丈夫ですか｣

木｢誰のせいだと思ってんの…？｣

そうわかりやすいぐらいぐったりした声で赤葦に言えば、｢？｣と頭上に疑問符を浮かべながら首を傾げる

木｢…知ってる。おまえってそういう奴だってことは前から知ってたわ｣

はぁ…と深いため息を吐けば｢え、なんのことですか｣とまたまた惚ける赤葦に俺は｢なんでもねぇよ…けど明日は人一倍働いてもらうからな｣とじろり、と睨み、背中をべしっと強めに叩いた

…だからなんのことだよ、と言いたげな顔で俺を見る赤葦に俺はおもいっきし無視して｢あぁつっかれた！今日の晩飯なにかな猿杙ママ！｣と近くにいた知るはずもない俺ん家の晩飯事情を猿杙の肩に手を回しながら聞いてみる

猿｢えぇ？…そうねぇ、大根を丸ごと1本使った大根おろしハンバーグよぉ｣

木｢え、それハンバーグ埋もれてね？大根が皿の中で大洪水してるだろ…ハンバーグ殺す気か｣

小｢しかもそれ猿杙の好物じゃん｣

猿｢ばれた？｣

兎｢へいへいへーい！俺ん家の今日の晩飯はすき焼きだぞっ！｣

鷲｢もう今日の晩飯のことがわかるのか？｣

兎｢いや、いまさっき母ちゃんからメールきた｣

木｢仲良しか｣

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赤葦side

…なんだあの木葉さんの態度は

意味がわからない

けど…そんなことよりも

明日は数ヶ月ぶりにAが帰ってくる…のか

赤｢…｣

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…明日がとても待ち遠しいな