俺達のセッターがやばい件につき 2 ページ17
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俺達がそう顔を引き攣らせるのには理由がある
それは…
「明日からの合同練習大丈夫なの…?」
……そう、明日は俺たちの学校に関東の猛者たちが集まる合同練習試合がある
ポンコツになってしまった赤葦を早く元通りにしねぇと、明日の練習試合もしかしたら全試合ペナルティを受けることになるかもしれない…
あのミミズクヘッドはまだしも、赤葦は別だ
あいつはド緊張の場面でも冷静だし、どんな時でも常に落ち着いてる。それに赤葦は木兎の安定剤でもあるのだ。赤葦がポンコツになってしまった今…俺たちチームは最大のピンチを迎えている
多分この中で一番メンタルの強い赤葦がAと連絡がとれない、こない…という理由でここまでポンコツになるとは流石にドン引きだ…恐るべしエンジェルA…ちきしょう俺も早くAに会いたくなってきたじゃねぇか…っ
そして明日の合同練習にはイレギュラーで烏野高校という宮城の学校が音駒のツテで参加するらしい
強豪とも言われている俺たちの学校の印象が一気にガタ落ち…これは今日中にAロスの赤葦をなんとかしねぇと明日の試合確実に____
皆 (( 死…っ))
木 「ねぇ、あんなポンコツの赤葦…俺初めてみたんだけど…どうするよ」
猿 「いっその事本人連れてきちゃう?」
木 「もっとまともな冗談言ってくれよ…」
小 「連絡がとれればいいんだけどな」
鷲 「もう迎えに行くしか…「おいおい!?おまえまでなに言ってんのっ!」
木 「…はは」
やべぇ…皆んなパニクってるわ
こんな赤葦みたことねぇし、あいつらも俺と同じことを瞬時に思ったんだろうな…明日確実にやべぇって
白 「ねぇ、みんな聞いて大ニュース〜」
ひょっこりと体育館のドアから顔を覗かせた白福が俺たちの真っ青な顔をみた瞬間、「なに?そんな顔青くさせて…どうしたの?」と首を傾げた
木 「いや…ちょっとな」
小 「明日もしかしたら俺たちのチーム全試合負けるかも…」
白 「え、てか赤葦顔色悪くない?大丈夫?」
木 「おまえ聞いといてガン無視かよ…」
猿 「赤葦ね、今Aロスなんだよ」
白 「は?Aロス…?あれってことは赤葦聞いてないの?」
赤 「なにがですか」
白 「A、明日こっちに帰ってくるって」
ポツリ、と白福がいつものゆるりとした声で何食わぬ顔で呟く
え、
木 「…白福さん今なんて?」
白 「だから、Aがこっちに帰ってくるんだって」
皆 「「…え」」
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赤 「…は?」
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作者名:ふわ リ | 作成日時:2019年2月8日 1時