北さんが他校の女子を誘拐してきおった【北信介】 (ページ6)

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俺らの主将が誘拐した 5 ページ6

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あのアホは何を言っている…？

あいつは北の声が届いてへんかったの…？？

…はっ北、心の中で思い出したかのように主力メンバーたちは一斉に北を見ると背筋がゾッとするほど怖い顔で侑を見ていた。

(あ…激おこなんとかぷんドリーム…)

侑｢俺悲しいです…北さんがこないなことするやなんて…これで新聞とかテレビで北さんの名前を見ることになるとは…っ｣

銀｢お、おい｣

尾｢侑、もうそんだけにしとった方がええって…｣

銀島とアランが無言で黒いオーラを出す北をチラチラ見ながら言うが侑はお構い無しにぺちゃくちゃとそれはよく喋る。

角｢…おい、治｣
治｢なに｣
角｢おまえの片割れが今から馬鹿な…いや、でかい爆弾を北さんに落とそうとしてんだけど。あれ止めなくってもいいの？｣
治｢は、俺が？止めるも何も余裕で見捨てるわ｣
角｢つめた｣
治｢冷たない…あのプリン泥棒が…1回痛い目見ればええねん｣
角｢…｣

また侑は治のプリンを食べたのか…と察した角名はこれから爆弾を落とそうとしている侑と、ツッコミどころ満載なあの子と北にゆっくりと視線を向けた。

角名と治が小声で話をしている中、アランたち(主力メンバー)は冷汗を額に滲ませながら、侑と北を交互に見ていた。

尾 (あのアホを止めへんと大変なことになる…っ)
大 (はよなんとかしぃひんと、。)
赤 (せやけどあかんで…ここで下手に口出ししたら北になんて言われるか、！)

三年メンバーたちが脳内パニック状態になっている中、もう既に侑は爆弾を落とす準備に取り掛かっていた。

尾｢ほんまにええ加減にしろって！おまえには見えへんのか！？あの(今からおまえをヤるような顔をしている)北の顔がっ！！｣

侑｢何言うてんねんっアラン君っ！これは部の存続に関わることなんやでっ！？｣

尾｢おまえはほんまに人の話を聞かへん奴やなっ!!｣

侑｢もうアラン君は黙っといてっ！北さんっ!!こんなことアンタに言うなんて思うてもみぃひんかったけど！まだ間に合います！元あった場所に戻して来てくださいっ｣

ビシッと出口に人差し指をさすアホ(侑)に、周りにいた奴らは青ざめたあとすぐさま北の方に視線を向けた。

さっきまでただ黒いオーラを出しながら無表情だった北の顔に、等々ピクリと眉間に皺を寄せた。

あ、やばい

そう皆が思ったときにはもう、全てが遅かった____