治 事変 【治side】12 ページ37
俺があの女のことを…
好きになった?
そんなことあるわけないやろ、角名のやつ何言うてんねん
治 「……寝言は寝て言えや」
「治君なんかめっちゃ顔怖いけど…どうかしたん?」
治 「原因は全ておまえのせいじゃぼけ」
「え、」
・
午後の授業は基本睡眠学習に取り掛かる俺やけど、角名のある一言で俺の思考はギンギンに冴えまくっていた。
…絶対にありえへん、俺があの女のことを好きになるなんて、。
思い出して見てみ、あいつにやられた数々の嫌がらせを…!
そんなことを思いながら頭の中でひとつずつ今までにやられた数々の嫌がらせを思い出す。
治 「……ない絶対に俺はあいつの事なんて好きになっておらんぞ、。」
うん、絶対にありえへんな
どこにもときめくポイントがあらへん
あいつのアホみたいなへらぁとぶん殴りたくなる笑みで胸がぎゅってなるのも、変に胸がドキついたり、顔が赤なることもこれはきっと…
自然現象やねん。
あぁ、なんや
そう思うたら心の中のモヤがどんどん晴れていくような気がするわ
数年ぶりにあの女と再会して頭の中がおかしなったんや
治 「…はぁ、めちゃめちゃすっきりした」
北 「それは良かったな、治」
治 「…え、北さん!?なんで北さんが俺のクラスに…っていつの間に体育館におる!?」
「は、タイムリープ!?」と騒ぐ俺にベシッと後頭部を軽く叩かれる
「なわけあるかーい」
治 「何すんねんって…あれ角名?おま、いつのまに練習着に着替えて、。」
角 「おまえ、あのときからずっと変だったよ」
やっと治ワールドから帰還したか、とため息を吐く角名に俺は「は、あのときから…?」とぽつり、口に出した瞬間、昼休みの出来事が頭ん中で鮮明に思い浮かぶ
たしかにあのあとの記憶が思い出せへん、。
ずっとあのあほのことばかり考えて____
ん、?待てよ…もしや俺はあのときから今まであいつの事ばっかし…
治 「うそ、やん、。」
角 「大まじだよ。午後の授業終わってからおまえの席行ってみればブツブツなんか言ってるし、声掛けても全く反応ないし」
銀 「俺も一緒に部活いこ、思うて侑とお前らのクラス覗いてみれば、クラスの奴らがおまえのことめっちゃガン見して不審がっとったしな」
侑 「…治、おまえ今日部活休んでオカンと病院行った方がええんとちゃう?精神科の」
治 「俺よりおまえの方が行くべきやろ。ついでにそのふざけた頭の中も直して貰えばええやん」
侑 「あ"?喧嘩売っとる、?」
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作者名:ふわ リ | 作成日時:2018年12月21日 0時