俺たちのマネージャー事情 2 ページ22
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北 ｢……｣
赤 ｢……｣
大 ｢……｣
角 ｢…アランさんがこんなことするなんて思いませんでした｣
治 ｢やってしもうたな｣
侑 ｢酷いでアラン君っ俺の好きな女の子になにしてんねん！｣
尾 ｢俺はなんもしてへんわっ！｣
おまえらもそんな目で見るな、！と凄い目でアランを見てくる3年生たちに突っ込めば、大耳と赤木に｢｢重罪やぞ｣｣と真顔で返される。せやからしてへんって！
北に関しては、無言でただ倒れているAを見つめていた。あ、俺死んだかも、。
あのあと、北たちは急ぎ足で体育館に向かった。
扉の前に辿り着いたときには、未だに口元を抑えて驚いているアランと、アランの足元にうつ伏せになって倒れているAの姿が目に飛び込んだ。
赤 ｢さすがにそれはあかんて｣
大 ｢見るからにしておまえがやった感バリバリでてるで｣
尾 ｢ほんまに俺はなんもしてへんてっ、！｣
見てすぐに判断するなやっ！と慌てて言えば、｢慌てて言うやつほど怪しいんやで…｣と赤木に言い返される。
じゃあ、どないすればええねん…！
角 ｢自首すればいいんじゃないんですか。｣
赤 ｢せやけど、アランがいーひんようになったら稲荷崎の戦力が落ちてまうで｣
大 ｢それは気にせんでもええやろ、治や銀島もおることやし。｣
治 ｢ほかにも部員はたくさんおるで｣
侑 ｢アラン君がおらんかったらツッコミ隊長は誰が引き継ぐんや｣
治 ｢それはもちろん角名やろ｣
角 ｢やらねぇよ｣
尾 ｢冷たっ！おまえらそのええ方冷たすぎるやろっ！？一応俺たちチームで仲間やぞ！？｣
言いたい放題言い散らかす部員たちに若干キレ気味で言えば、｢やってそれが証拠やもん。｣と皆口を揃えてうつ伏せで倒れているAに指をさす。
尾 ｢おまえらに信じるって言う気持ちは少しもあらへんのか！｣
北 ｢……なぁ、ちょっとええか｣
さっきまで無言だった北が静かに声を上げたと思えば、急にアランの方に足を動かし始めた。
どんどん迫りくる北にアランの額には汗が滲み、ドキドキと心臓の鼓動が早まる。
尾 ｢ちょ、ちょいまてって信介、！ほんまにちゃうねんっ！｣
俺はなんもしてへんっと口を開こうとしたとき、北はアランの目の前までくると床に膝をつけてスっとしゃがみ込んだ。
尾 ｢え、｣
北 ｢…やっぱしこいつまた寝てるわ｣
相変わらず感情の見えない瞳で言い放つ北に、その場にいた部員たちは｢やっぱしな｣と口を揃える。
尾 ｢え、なに事、？｣
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作者名：ふわ リ | 作成日時：2018年12月21日 0時
