北さんが他校の女子を誘拐してきおった【北信介】 (ページ18)

今日:13 hit、昨日:10 hit、合計:443,642 hit

俺たちの主将は無罪だった 7 ページ18

･

･

｢……ごめんね、侑君。気持ちは嬉しいんやけど君とはお付き合いできへんの｣

侑｢…もしかして付き合ってるやつおった？｣

｢それはいーひんけど、。せやけど僕、信ちゃんが宇宙一大好きやから｣

侑｢え、｣

北｢……｣

皆｢！？！？｣

え、いきなり愛の告白っ、！？本人いる前でええの！？そないなこと言って！、と荒ぶる部員たち。とりあえず信ちゃん…北さんのほうに視線を向ける。だが、

北｢……｣

体育館の正扉に背を預け、仏頂面でじっと侑たちのやり取りをただ見つめているだけだった。

あんな美少女からの告白をこの人は黙りか、？

ちょい羨ましいぞ、。

侑｢そうか、。それはしゃあないな｣

｢ほんまにごめんね、侑君｣

角 (あれ、侑の割には諦め早い)

銀 (欲しいもんは常になんとしてでも手に入れたい主義のあいつがなぁ、珍しい)

赤(まぁ、宇宙一大好きって言われたらもう侑に入る余地あらへんよな…)

治 (少しは大人になったんとちゃうの。)

尾 (成長したんやなぁ、。偉いで、侑。たまには諦めるのも大事なことや)

侑｢まぁ、諦めたりはしぃひんけどな｣

俺、こう見えて結構諦め悪いんやで？と口元を緩ます侑に、アランは流しだそうとした涙がフッと引っ込む。

尾｢は？あいつ何言うてんの、諦めろや｣

赤｢やっぱし、アホはアホのまんまやな｣

治｢侑のやつ、一度欲しいって思うたモンはどんな手を使ってでも手に入れようとするで｣

角｢なにそれ、怖、。｣

おまえら丸聞こえやぞ…わざとかっ！、と侑に睨まれ、部員揃って知らん顔をする。

オマケにひゅーとカスッカスの口笛を角名が吹けば、音全然出てへんわっと突っ込まれる。

侑にしてはええツッコミや

侑｢…で、なんでそないに北さん好きやの？理由聞きかせて｣

尾 (な、あいつ執拗いやっちゃな、！)
赤 (もうええやんか！)
大 (おまえは振られたんやぞ)

｢信ちゃんはな、僕のお兄ちゃんやねん。｣

は、？

え、北(さん) / 信介っていとこちゃうくって、妹やったんか！？！？

皆｢｢信ちゃん…！？｣｣

北｢俺は一人っ子やし、Aは正真正銘俺のいとこやで。｣

信ちゃん呼びやめんかい、やかましい。と突っ込む北に、では、なぜ？と部員たちは頭上に疑問符を浮かべる。

ん？じゃあどういうこと…？