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人魚の瓶詰め-2 ページ6

待ち合わせから帰ってきて、鞄から瓶を出すと食べかけのクッキーを抱き締めたまま、うとうとし始める不見海A……長いからAでいいや。

「A、出てこれる?」

蓋を開けてみると、びっくりして尻餅ついちゃった。手のひらからコースターの上に降ろしてあげると、隠れる場所が無いからか慌て始める。コースターに潜って、チラッて僕を見てまた潜った。

「今日からここがお家です」

手のひらに載せて改めて見ると、クッキーかすが付いていた。クッキーを一旦回収しようと思えば目に溢れんばかりに涙を浮かべてクッキーを抱き締めて……そんなに気に入った?

「クッキー、気に入った?」

言葉は理解できるのだろうか。取らないよ、と意思表示してみせると、また大事そうに抱え直す。クッキーかす、あとで耳かきのぽふぽふ部分で払ってあげよう。



「じゃーん!Aのお家!」

器用な友人に頼み、ドールハウスのようなA専用の空間を作ってあげた。と言っても、瓶で暮らしたいとか言い出したら(?)どうしよう……。

「あれ?気に入った?」

ドアを開けてみたり窓を開けてみたり。ベッドが気に入ったのか潜って遊んでた。屋根は取り外し可能で、掃除もやりやすい。気に入ってくれたみたいでよかった。あとで友人にお礼言っとこう。

「ん?」

Aが必死に何か引っ張っている。初めて出してあげた時に載せたコースター。さっき使ったから出しっ放しだったんだけど、引っ張ってどうするの?欲しいのかな?

「ちょっと待ってね?あ、噛まないで噛まないで?!お家に入れてあげるから!!」

一度家具を出して、カーペットみたいに敷いてあげると、気に入ったのか僕の手に擦り寄ってくる。噛んできたところは正直全く痛くなかった。

終わり←おしまい 夫婦喧嘩したので嫁が出て行った話-4



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椿(プロフ) - 紅鴇ベニトキ@pc垢さん» (´・ω・`)ドンマイです (2018年7月18日 22時) (レス) id: 5ec82ca698 (このIDを非表示/違反報告)
紅鴇ベニトキ@pc垢 - パスワード忘れたんで、更新できなくなりました。 (2018年3月31日 2時) (レス) id: a79284f49c (このIDを非表示/違反報告)
紅鴇ベニトキ@pc垢 - 、さん» ご指摘ありがとうございます。オリジナルフラグはずしました。 (2018年1月13日 17時) (レス) id: a79284f49c (このIDを非表示/違反報告)
- 実在する人物やキャラを扱う二次創作になりますのでオリジナルフラグお外し下さい (2018年1月13日 17時) (レス) id: dc2a82781f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:紅鴇ベニトキ | 作者ホームページ:http  
作成日時:2018年1月13日 17時

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