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忘れたい ページ2











『 凛子のこと傷つけた奴とはさすがに付き合えねぇわ 。 』









彼の言葉が 、頭をぐるぐるぐるぐる 。
駆け巡る 。


もういい 。
わかってるのに 。





止まってくれない 。









涼「 ………… ってことだから 。ごめんな?」

「 っ 、!」









目に涙をいっぱい溜めて 、キッ 、と私を睨んで走っていってしまった 。









「 ……………… ちょ 、山田!お前Aさんとどういう関係なんだよ!」

「 Aちゃん!付き合ってないって言ってたよね?!」

「 嘘ついたの?!」









男の子は山田くんの方に走っていって 、
女の子は私の周りに群がる 。









貴「 ……… えっと 、あの 、ぇ 、っと …… 、」

涼「 …………………… だよ 、」

貴「 山田くん 、?」









山田くんが 、小さな声で何かを言う 。

その瞬間 、みんなが静まり返って 、山田くんがもう一度言い直すのを待つ 。









.









.









.









.









.









涼「 ………… 俺の 、一番の親友なんだよ 、Aは 。」









貴「 っ …… !! 」









少し大きめの声で 、
私が大好きな笑顔で 、





彼は 、________ そう言った 。









なんだよー 、びっくりしたぁ!って 。
疑ってごめんねー 、って 。









その女の子たちの笑顔さえ 、………… 嫌に思えてきちゃう 。









スクールバッグに入ってるチョコレート 。
これさえ渡せば 、吹っ切れる気がして 、









貴「 山田くん 、!! 」









私は 、大好きな彼に駆け寄った 。









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作者名:りる 。 | 作成日時:2018年4月30日 16時

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