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交差する視線 ページ39

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涼「 …… え 、ぜんっぜんわかんねぇ 、!」

貴「 えっと 、、このxがyと 、、」

涼「 なにこれ!まじで復習なの?やった記憶ゼロなんだけど!」

貴「 だって山田くん寝てるんですもん !! 」









…… 自分で言ってただけあるな 、、
けっこう手強い 。

だいぶ簡単なところからの復習なのに 、山田くんはちんぷんかんぷんな様子 。


さっきから同じ問題でずーーっと止まってる 。
これ 、中学三年生の数学ですよ 、山田くん …… 。









貴「 ………… っ 、! 」









ふと 、問題集から目を離して 、山田くんを見る 。





___ 近い 。


私も教えてるうちに熱が入って 、山田くんにジリジリ近寄ってたのかもしれない 。

けど 、それ以上に 、山田くんが私の方に体をぐっと近づかせて 、
肘をついた手の甲に顎を乗っけてる 。


だから自然と目の高さが一緒になって 。





目が合いそうで 、また心臓がおかしいほどうるさく鳴り出した 。









長い睫毛 、伏し目がちでも目立つ二重幅 、すーっと通った綺麗な鼻筋に 、ほどよく色づいた唇 。


目を反らさなきゃ 。
わかってるのに 。





綺麗 、よりも美しい 、っていう言葉の方がしっくりくる 。 。

山田くんの横顔から 、目が離せなかった 。









涼「 …… ん 。どした 、? 」

貴「 えっ 、あ 、いえ !! 」

涼「 なーんだよ 、笑 。…… 俺に見とれちゃった 、? 笑 」









図星だったから 、なおさら 。
そんなわけないじゃないですかって 、いつもみたいに冷静に言い返すことができなくて 。

視線がばっちり合ったまんま 、私たちの間に沈黙が流れた 。









涼「 ……… ね 、A 、? 」

貴「 っはい 、」

涼「 やっぱり俺さ 、」









真面目な顔の彼に 、自然と唾を飲み込んで背筋を正した 。









涼「 ……… やっぱなんでもねぇ 、」

貴「 っえ 、?! 」

涼「 忘れて?…… わり 。」









交わってた視線は 、ふっと 、ほどけた 。

持ちきれない想い→←不器用せんせー



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りる 。(プロフ) - 伊都さん» ありがとうございます(*´-`) 嬉しいです 。。これからも楽しんでいただけるように頑張ります !! (2018年2月6日 20時) (レス) id: fc6a2498d2 (このIDを非表示/違反報告)
伊都(プロフ) - りる 。さん» 初コメ失礼します。いつも楽しみながら読ませて頂いております!これからも頑張ってください(*’ー’*)ノ (2018年2月6日 20時) (レス) id: 7871912ff3 (このIDを非表示/違反報告)
りる 。(プロフ) - ぱぴこさん» このお話を楽しみでお仕事を頑張ってるだなんて … 。そう言っていただけて嬉しいです(*・・*) ありがとうございます !! 頑張ります(*´-`) (2018年1月25日 6時) (レス) id: fc6a2498d2 (このIDを非表示/違反報告)
ぱぴこ(プロフ) - 仕事終わりに更新されてる事が多く、これを楽しみに仕事頑張ってますw更新大変だと思いますが頑張って下さい! (2018年1月25日 4時) (レス) id: 17c8bffc7e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:りる 。 | 作成日時:2018年1月10日 7時

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