恋のマネージュ - 2 -

優しい魔法使い ページ21

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貴「 ……… わぁ 、!! 」









” 魔法使い ”

今まで 、怖いイメージがあったけど 、そんなことないのかもしれない 。
少なくとも 、山田くんは 、すごすぎる優しい魔法使いだ 。


目の前に並ぶたくさんの豪華な料理たち 。
ものの1時間もくらいでおいしそうな料理は5品も完成してる 。









涼「 急いで作ったから … 、味はわかんないです 、笑 。」

父「 涼介くん 、モテるでしょー 。いや 、すごいな 。」

涼「 じゃあ 、ぜひぜひごゆっくり !! 」









山田くんは 、そう言うとエプロンをきっちりたたんでもとあったところに戻して
くるっと向きを変えて玄関の方に 。









貴「 えっ 、? 山田くん 、一緒に食べないんですか 、? 」

涼「 俺 ? いやいや 、ランニングの途中だったんでね 、笑 」

貴「 っでも … 、」

涼「 …… ほら 、お父さんと笑って食べてくださいな 。」









こそっと耳打ちして 、「 おじゃましましたー 」という元気な声 。

急いで玄関に来たお父さんは 、にこにことお礼を言って山田くんを送り出した 。









父「 いやー 、いい子だったね 。ご飯まで作ってくれるなんて 。」

貴「 …… うん 、」









” 笑って食べてくださいな ”

ねぇ山田くん 。
これは自惚れかな 、



結局トイレには入らずに帰った山田くん 。



……… もしかして 、迷った 、だなんて嘘で 、

私たちを笑顔にするためにわざわざ来てくれたの … ?









＿＿＿ 息が少しかかった 、耳が熱いよ 、

御礼状→←ディナーは彼と

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