恋のマネージュ

同じこと ページ42

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貴「 山田くんのお母さん 、オシャレだから 、アクセサリーとかどうですか ? 」

涼「 お !! いいね 、あ 。ここよくね ? 」

貴「 … っ」









山田くんが指差したお店は 、私が慧さんにネックレスを買ったお店 。


入るのにはちょっと抵抗があるけど 、目をキラキラ輝かせてる山田くんを見たら 、行かないなんて言えないよ 。









「 いらっしゃいませー 。」

涼「 なんかすっげーな !! 」

貴「 … 、はい 、」









… とはいえ 、やはり気分は沈むもので 。

そんな私に気がついたのか 、山田くんはパッと手を離した 。









涼「 あー 、わり 。手 、やだったよな 。」

貴「 … ! いや 、あの 、そうではなくて 、」

涼「 気ぃ使うなって 。」

貴「 … 違うんです 、! ここ … 、」









手を繋ぐのが嫌だったんじゃなくて … 、

… でも別に 、手を繋ぎたいってわけでは 、ない 、はず 。




誤解されちゃった 、よね 。
私が次の言葉を考えてる間に 、山田くんはぐんぐん進んでしまって 。









涼「 なんかいいのあったら教えてな 、」

貴「 あ 、はい 、」









くるっと振り返った山田くんは 、ふわりと笑ってそう言った 。





お店の中は 、一昨日とほぼ変わってない 。

ひとつ違うのは 、人の多さ 。
手を繋いでるカップルの多さ 。









貴「 … あ 。これステキ 。」

涼「 … だよな 、」

貴「 え 、… 山田くん ! 」

涼「 これにすんべ !! … ちょっと買ってくんな 、待ってて 。」









少し斜め上から聞こえた声 。

山田くんも同じことを考えてたんだ 。









… そう思うと 、なぜだか嬉しかった 。

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