6 ページ8
愛海視点
放課後、焦凍くんと二人っきりだと思ってたのに、、、なのに
Aちゃんも一緒になった。
嫌だなぁ。
でも、焦凍くん、優しいから断れなかったんだなぁ。
仕方ないか。
苦手なAちゃんとも私は頑張った。
二人きりでも我慢した。私って優しすぎるでしょ。
だから、ちょっと態度に出してもいいと思った。
あんないっつも何も考えていなさそうな子だもん。何も変わらないと思った。
だけど、Aちゃんは私が冷たくするたび生き生きして見えた。
笑顔がきれいになっているような。
不思議だった。悪女、、、？否そんなわけないに決まってる。
あんな子だもん。
ぐるぐる考えた。
その間にもAちゃんは焦凍くんと距離を詰めていて。
考えすぎてしまった、そう気付くのにも時間がかかりすぎてしまった。
でも、もう遅かった。
いつの間にやらAちゃんの方が優先されていた。
終わった。
瞬間的に思ってしまった。
チラ、っとこっちお見たあの子と視線が交じる。
何時ものようにキラキラと輝いた眼が今日は壊れたビー玉みたいだった。
肩が震える感覚がした。
許せない。焦凍くんを奪って。
A「あれ？どうしたの？愛海ちゃん。具合でも悪い？」ｺﾃﾝ
可愛子ぶって。みんなを寄せ付けて。許せない許せない許せないゆるせないゆるせないﾕﾙｾﾅｲ、、、
あ、そうだ。
私があの子を消せばいいんだ。
あの子の歪んだ顔が今から愉しみだ。
精々踊り狂ってよね。
召使いさん。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
召使いに王子を奪われたお姫様は復讐心を頼りに「魔女」に進んでいってしまいました。
ですが召使いも淡々と仲間を増やしていきます。
魔女はどんな方法を使うのでしょうか。
歪んだ心の行き着く先はどこなのか。
愉しみですね。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 30人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
メレンゲドール - 茜さん» 有難うございます！そう言って頂けて嬉しいです！こんな駄作を読んでくれてありがとうございます！ (8月15日 13時) (
レス) id: 8eb40be3b6 (このIDを非表示/違反報告)
茜(プロフ) - 拝読しました。とても面白く惹き込まれる作品で好きです！！ (8月10日 15時) (レス) @page27 id: fa07f21f67 (このIDを非表示/違反報告)
メレンゲドール - 澄香さん» ありがとうございます！物凄い亀更新ですけどよろしくお願いします! (7月26日 15時) (レス) @page9 id: b49d11506e (このIDを非表示/違反報告)
澄香 - めっちゃ好きです！これからも応援してます！ (7月26日 1時) (レス) @page20 id: 551bf558de (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：メレンゲドール | 作成日時：2023年5月30日 16時
