Linaria*2 Ren.M

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(あぁ…バレてる。蓮くんと私が付き合ってることもきっと気づいてる。)



体が強ばって震えてしまう。
このことを周りに話されたら私たちはもう
今まで通りの生活を送ることは出来ない。



この街に住むことも出来なくなる。
親にも迷惑をかけてしまう。
何より親を傷つけてしまう。



(そんな覚悟なんて…いつになったってできないよ。)



ラ「…緊張しなくて大丈夫だよ。」



『誰にも言わないでください。
…気持ち悪いかもしれないけど蓮くんのこと
軽蔑しないでください…。』



ラ「分かってるよ！本当に大丈夫だから！」



私の怯える姿を見て慌てるラウ先輩。



ラ「めめがあの時つらそうにしてたから…
今のめめを見てると嬉しいんだ。」



そして私の頭を撫でて



ラ「きっと色んなことがこれから沢山あると思うけど
俺は2人のこと応援してるからね。


あ、球技大会始まる時間だよ！急ごう！」



そう言って私の手を取って走り出すラウ先輩。
私もそれに続いて一緒に走る。



兄妹なのに、気持ち悪い、なんて言わず応援してるって
言ってくれるラウ先輩に私は少し涙が出た。



バレないように走りながら涙を拭った。

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