Linaria*2 Ren.M

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蓮「おい、ラウいつまで抱きついてんだ。」



そう言っていつものように引き剥がされるラウ先輩。
紫耀くんが近づいてきて手を差し出される。



『…えへへ。』



少し照れながら手を握ると
勢いよくブンブンと振られた。



蓮「…よかったな。」



『んふ。』



嬉しくて顔がにやけてしまう。



蓮「さぁて、まじあれどうすっかね。」



『ひーくん学校やめさせられたりしないよね！？』



ラ「ちゃんと説明すれば大丈夫っしょ。
岩本先生がやったのって人助けだし。
ケーキ食べに行ったのは書かれてなかったし？」



紫「えーーーー！？なにそれ！？」



オーバーな反応をする紫耀くんの声に
耳が痛くなった。



そこでまた土曜日にした説明を紫耀くんに改めてすると



紫「え、なんだただのいい人じゃん。
えーいいなぁ。俺も助けて貰ってケーキ食べたい。」



『え、そこ！？』



ラ「なんか、おかしい人いる。」



私たちの会話を聞いて
ケラケラ笑うラウ先輩と蓮くん。



天使みたいな笑顔見せてるけど
言ってることが辛辣なんだよなぁ…。


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紫耀くんと2人並んで教室まで歩く。
人が増えて更に好奇の目に晒される。



紫「やましいことしてないんだし
堂々としよ。」



『…うん。』



教室に入るとみんながおはようって
挨拶してくれて
頭の怪我を心配された。



誰もあの写真のことには触れてこなくて
なんか色々、不安になってしまう。

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