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紫耀くんが出ていった後部屋がノックされて
入ってきたのは阿部ちゃんだった。
阿「…やっほー？今いい？」
『今、取り込み中です…。』
阿「あらら。そんな泣きそうな顔して。」
クッションに半分顔を埋めて阿部ちゃんを見ると
部屋に入ってきて隣に座った。
阿「ごめんね、隣にちょっと聞こえてきたから…。」
『まぁまぁ紫耀くんの声でかかったから。』
阿「うん。」
長い沈黙が続く。
阿「きっとね、平野はAちゃんのこと
本当に好きだから受け入れるのに時間がかかるんだと
思う。」
『ずっと気づいてたんです。
紫耀くんはいつだって私を優先してくれて
私のこと1番に気づいてくれるし
他の子とは違う優しさで接してくれるんです。』
阿部先輩はただ頷いてきてくれる。
『それに甘えすぎちゃいました。
今の関係のまま一緒に居たいなんて無理なのに。
きっと誰より応援してくれてたのに、
普通に伝えてればよかったのかな…。』
阿「俺が思うに…うーん、言葉にするのは難しいけど
どんな形でも傷つくのは平野もわかってたと思うよ。
でも、1番に教えて欲しかったんだろうなぁ。
好きだからとかじゃなくて、それは友達として。」
きっと、また仲良くなれるよ。大丈夫。
そう言って阿部ちゃんは私にいちごミルク味の飴を
持たせた。
阿「俺、今日は親が心配してるからもう帰るね。
また今度遊び来ていい？」
『…はい！次は勉強会しましょう！』
阿「元気だしてね。」
『大丈夫です。紫耀くんは私が居ないとポンコツなんで。』
阿「ふふっ。じゃあ、またね。」
『阿部ちゃん、ありがとうございます！
気をつけてくださいね！』
頷いて部屋から阿部ちゃんは出ていった。
隣は相変わらず騒がしい。
さっきとは違ってスッキリした。
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ちなつ(プロフ) - シリーズ1から夢中で読みました！めめの主人公ちゃんに対する行動の表現にキュンキュンしました！保健室のきょもほくのくだり面白かったです（笑）ひーくんとのこれからもどうなるのかとっても気になります！陰ながら応援しています☺️更新楽しみにしています！ (2022年7月12日 15時) (
レス) @page32 id: ac346995c9 (このIDを非表示/違反報告)
ゆあ(プロフ) - あーりんさん» ありがとうございます！頑張って更新していきたいと思います！ (2022年6月20日 19時) (レス) id: 07c65be8ee (このIDを非表示/違反報告)
ゆあ(プロフ) - くさん» こんばんは！更新やめようかなと思ってた時なのでとても嬉しかったです！ありがとうございます！ (2022年6月20日 19時) (レス) id: 07c65be8ee (このIDを非表示/違反報告)
あーりん(プロフ) - 最近で一番ハマってる作品です！更新楽しみにしています！ (2022年6月13日 21時) (レス) id: bd02f04d72 (このIDを非表示/違反報告)
く(プロフ) - この作品が大好きです。なぜこんなに低評価されてるのかわかりませんがずっと応援してます。更新楽しみにしています！！！ (2022年6月12日 10時) (レス) id: ff65b213b4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆあ | 作成日時：2022年6月9日 10時
