検索窓
今日:4 hit、昨日:35 hit、合計:38,572 hit

策士 ページ13

「トレーナーさん?あの人」

「そうですけど、樹が好きなわけじゃないですよ、」





誤解を解くことができない。由伸のことが好きだと言うか?いや、同じ球団の人に言うのはリスクが…。




「じゃあ誰が好きなの?」





意地悪な笑みを浮かべるさちさん。してやられた。さちさんは策士だな。



「い、言いません!」






「俺の球団だから?」

「も、もう!言いませんって!」






そんなに私の好きな人を知りたいのか。もうそこまで分かったらいいでしょうよ。








「それで、俺とよく喋る人でー、ちょっと意地悪?」



「っーーー!」


「顔真っ赤だよ、A、」






「もういいでしょ、そこまで分かったら」


「由伸ねー、あいつは良い奴だから了承してやる!」




「なんでさちさんの了承がいるんですか笑」


「だって大事な妹みたいだもん」



さちさんが私の頭を撫でながら言う。
私だってさちさんをお兄ちゃんと思っているけど、


「えー、さちさんがお兄ちゃんかぁ、」


「何か文句でも?」



「だってさちさん策士だもん」


少しはぐらかしてみたり。


「それは認める」


「認めるんかーい!」

知らんけど→←勘違い



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (37 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
105人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:renren | 作成日時:2023年2月2日 18時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。