【銀魂】真選組監察方の紅一点【山崎退成り代わり】 (ページ5)

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今回はシリアス度高めだってよ。ページ5

※ちなみにこの後出てきますが筆者は結構篠原君が好きなので(実写版でもっと好きになった)、彼との話もあります。
あれ？この話、篠原君寄りかな？
※原作よりは実写映画版篠原君に近いイメージで書いてます。
※万斉さんの出番はまだ先。ごめんな！

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あの後、重大な会議に遅れ、
尚且つ他の隊士たちにも情けない姿を晒した土方さんは、無期限の謹慎処分となった。

己が定めた「局中法度」を破り続けたのだから、当然だ…というのが、専ら隊士たちの意見だった。

近藤さんの反対もあって、
切腹にならなかっただけ、まだマシだろう。

本当は土方さんについて行きたかったけど、今の私には役目がある。

まだ、土方さんがあんな風にヘタレになる前、

「伊東に気をつけろ。もし、俺に何かあったら……近藤さんはダメだ。恐らく頼りにはできねェ……アイツから目を離すな」

「危険かもしれねェが、お前にしか頼めねェ。A…頼む」

と言われたのだ。

危険なのは百も承知だ。
今までにも危険な任務は山ほどあったし、それを上手くこなすのが私たち監察方の仕事である。

土方さんに頼まれたのなら尚更、私はその任務をこなすのみだ。

彼の言う通り、
近藤さんは、伊東さんの掲げる思想と真選組の在り方に心酔しているのが目に見えてわかった。

沖田さんのアレは悪ノリだとは思うが、今回は事態が重すぎる。

悪ふざけで、副長を謹慎処分にしちゃいました！てへぺろ♪では済まない。

まあ、あの人なら普通にやりそう…ってか現在進行形でやってるんだけど。

とにかく、私には伊東さんを監視する役割があった。

でもまさか、

「ーーー近藤勲を暗殺し、真選組を我がものにする」

そんな企てを、耳にしてしまうなんてーー

『(暗殺…！？近藤さんを…！？)』

思わず息を呑む。

密偵たるもの、どんなに驚くべき情報を得たとしても、常に平静を保たねばならない。

しかし、今回ばかりは無理だった。

『(やっぱり、土方さんの言っていた通りだった…)』

伊東さん、いや、伊東は謀反を企てる危険人物だ。

『(でも今、この状況下で動くには分が悪い…)』

最早、誰が伊東と通じているかも分からない状態だ。

下手に動くと、こちらが追い込まれてしまう。

とにかく、土方さんに伝えなければーー