【鬼灯の冷徹】地獄の閻魔様に成りました【其ノ八】 (ページ9)

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墓守アヌビスの日本訪問ページ9

＊旅行の話と順番逆になります。

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今回のお話、事の発端は、エジプト冥界から──

あ、どうも皆様。こんにちは。

私、エジプト冥界の王、オシリス神の補佐官の"アヌビス"と申します。

おや、ご存知ない？
エジプトの壁画にもよく描かれているんですが…

それに私、以前にちょこっとだけ出てるんですよ。
あの時は、日本の八大地獄で開催された運動会に呼んで頂いて…………

おっと、長くなりそうなので、この話はまた別の機会にしましょう！

──ごほんっ

えー…実は私、アヌビスは死者を導く神でもあると同時に、ミイラ作りの神でもあるんです。

本日も新たに冥界に来た方々へ向けて、ミイラ作りのための講座を開いておりました。

ちなみに今回は、ミイラ作りに欠かせない必需品を紹介しています！
その様子を少しだけお見せしますね。

「えー、続いてはこの壺！"カノプス壺"といいます。
4つでワンセットです。蓋にはそれぞれ人間、ヒヒ、ジャッカル、ハヤブサの頭部があしらわれています」

あ、通販番組じゃありませんよ？

「見た目は、ゲームなんかでよくある「アイテムが出てくる壺」みたいですが──
実際は内臓が入ってます。コインが出てきたりはしません。はい」

…ビックリしました？
うーん…エジプトでは昔からの習わしでしたからねぇ…
ちなみに現代ではミイラは作っていませんので、レプリカが置物として販売されたりしてます。

さて、今日の講座はこれまで！
次回は、本格的にミイラ作りについて学んで行きますよー

いやー、こうして教える機会があるのって良いですね。

あ。話は戻りますが……
八大地獄といえば犬獄卒のシロ君、元気かなぁ～
以前、お邪魔した時に仲良くなったんですよ！