正月ダラけすぎると仕事始まった時にめちゃくちゃ辛い�� ページ6
「新年初デートでござるな！」
『はいはい』
めちゃくちゃ嬉しそうに言われて、文句を言う気も失せてしまった。
まあ、うん。言うなれば初詣デートだよね。
予定にはなかったけど、いいかなって。
秒でいつもの格好に戻った万斉が、私の手を握って歩き出す。
ふと、新年初…と考えて、先程のことを思い出し、部屋から出ようとする彼の袖を控えめに引いた。
「A殿？」
『あの、それから、さっきの……』
今は昼間だし、(本来は)仕事中だし…無理矢理は嫌だけど……
うまく言えなくて、あと恥ずかしくなってきて、ごにょごにょと呟く。
別に、今日がダメな日とかそういうのではないのだ。
私が何を言いたいのか察した万斉が、驚いたようにコチラを見つめてくる。
『…だから、夜になってから……ね？』
なんて、かなり小さく呟いたのに、やっぱり彼にはしっかり聞こえていたらしい。
「本当でござるか！？」
『(う……余計なこと言ったかも…)』
嬉々として両手を握られて、私は、自分が言ったことを早速後悔したのだった。
その後、初詣に行った先の神社でおみくじを引いたら「凶」だったので、やっぱり厄年なのかもしれない。
厄祓いしなきゃだわ…
「拙者、大吉だったでござるよ」
『へーよかったじゃん』
なんで？ズルくない？
思わず返した言葉が棒読みになってしまった。
「A殿と拙者のおみくじの運勢を合わせたら、ちょうど良いでござるな」
『何それ……そんなの有り？』
「有りでござるよ」
割と真面目に言っている万斉がおかしくて、私は吹き出した。
『ふふっ…まあでも、それならいいかな』
勿論、災厄はごめんだし、あんまり厄介事には巻き込まれたくないけど。
『じゃあ、厄祓いよろしく』と、彼に向かって言ってから、ん？と思って首を傾げる。
というか、さっきの出来事は隣のコイツが原因じゃなかった？アレ？
今年も平穏にとはいかなさそうだな…
お賽銭奮発して、もう1回神様にお祈りすべき？
なんて思って、私は日が傾きはじめた空を見上げたのだった。
キスの日ですってよ奥さん→←正月ダラけすぎると仕事始まった時にめちゃくちゃ辛い��
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ひろおか唯 - 終わりかよ (1月12日 20時) (
レス) @page10 id: 4e412208c6 (このIDを非表示/違反報告)
瑠璃 - 小説読ませて頂いております。私も筆をとる身なのですが,作者様のようにギャグを織り交ぜながらというのが出来なくて四苦八苦しております。更新待ってます！ (2023年3月24日 23時) (レス) @page10 id: 56c8cc4ff3 (このIDを非表示/違反報告)
RIO - 小説読ませてもらっています！更新待ってます！！ (2022年4月9日 1時) (レス) @page6 id: 759836d8d0 (このIDを非表示/違反報告)
くまパンダ隊長 - 万斉さんカッコいい！私、万斉推しなんすよ！ (2022年3月28日 14時) (レス) @page6 id: cad4247964 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：めぐりずむ | 作成日時：2022年1月27日 14時
