正月ダラけすぎると仕事始まった時にめちゃくちゃ辛い�� ページ5
あーホント、新年早々とんでもない目にあった。
部屋の隅で乱れた服を整えて、深呼吸する。
いくら恋人同士でそういう関係になったとはいえ、相手の同意なしにホテルに連れ込んで押し倒すとか、やっていい事と悪い事があると思う。
さて、その主犯はというと、現在、部屋の真ん中で正座中である。
私的には一刻も早くここから出たかったのだけれど、服を着ないまま出る訳にもいかず、
『しばらく私に近づくな！！そこで動かず正座してろ！！』と言いつけておいたのだ。
『反省した？』
先程とは打って変わって、随分おとなしくなった万斉に声をかける。
彼の周囲(床とか後ろの壁とか)には、暗器の類が突き刺さっている。
(一時的だけど)接触禁止令を出して、しばらく動くな正座してろって言ったのに「それは無理でござるよ」とかなんとか言って動こうとしたので、問答無用で色々投げつけてやった。
最初からこうすりゃ良かったわ。
壁と床の弁償？
さっきのテーブルランプと一緒に、万斉がするでしょ。
「その…誠に申し訳ない…」
正座してしょんぼりしている彼を見て、
果たして、鬼兵隊のNo.2がこれで良いのか…なんて、改めて余計なことを思ってしまった。
まあ、とりあえずは反省したようだし…
いつまでもこの場に居るわけにもいかないし、ちょっとだけ許してやるか。
流石に甘いかなーと思いながらも、私は万斉の目の前に立つと、まだしょんぼり顔の彼に再度声をかけた。
『あのさ…私、まだ初詣行ってないんだよね』
万斉はその言葉に案の定キョトンとしている。
ちょっと可愛いとか思ってない。
……思ってないから！
『見回りついでに行こうかなって思ってたから、ついてきても…』
ついてきても、いいよ。と言おうとして、この言い方はちょっと違うな…と思って言い直すことにした。
『……ううん。一緒に行かない？』
「A殿おおおお！！」
『ぐえっ…』
突然思いっきり抱きつかれて、潰れたカエルみたいな声が出てしまった。
だから、いちいち抱きつくなっての！
あとまだ接触禁止令は解除してないんだけど？
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ひろおか唯 - 終わりかよ (1月12日 20時) (
レス) @page10 id: 4e412208c6 (このIDを非表示/違反報告)
瑠璃 - 小説読ませて頂いております。私も筆をとる身なのですが,作者様のようにギャグを織り交ぜながらというのが出来なくて四苦八苦しております。更新待ってます！ (2023年3月24日 23時) (レス) @page10 id: 56c8cc4ff3 (このIDを非表示/違反報告)
RIO - 小説読ませてもらっています！更新待ってます！！ (2022年4月9日 1時) (レス) @page6 id: 759836d8d0 (このIDを非表示/違反報告)
くまパンダ隊長 - 万斉さんカッコいい！私、万斉推しなんすよ！ (2022年3月28日 14時) (レス) @page6 id: cad4247964 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：めぐりずむ | 作成日時：2022年1月27日 14時
