正月ダラけすぎると仕事始まった時にめちゃくちゃ辛い�� ページ3
『……ん？』
そこで私は違和感に気がついた。
市中見回りと買い出しはそれこそ江戸の町へ繰り出していたけれど、餅つき大会は殆ど真選組屯所の敷地内で行なっていたし、開催したのもあの日屯所に残っていた隊士しか知らないはず……あれ？
「大晦日には、白夜叉に会って何やら楽しそうに話していたでござる」
白夜叉。万事屋の旦那、坂田銀時のことだ。
『……あれは、たまたま出先で万事屋の旦那に会って……って、ちょっと待って…？なんでそんなに知ってるわけ？』
「………」
私の問いに、それまでじっとコチラを見つめていた万斉が気まずそうに目を逸らした。
『まさか、盗聴器とか小型カメラとか仕掛けてないでしょうね！？』
「……………そんなことは、してないでござるよ」
最初の間はなんだ最初の間は！！
ああもう、何仕掛けたんだか知らないけど、帰ったら身の回り改めて調査しなきゃ…
てか、そういうストーカーっぽい行為やめてって言ったよね！？え、言ってない！？
じゃあ今言ったわ！！
『それで？それが気に食わなくて、この奇行に及んだわけ？』
要は、ヤキモチ…嫉妬というわけだ。
世の中には嫉妬されて嬉しい人もいるみたいだけど、私は状況が状況なので全くもって嬉しくない。
そう思って万斉を睨みつける。
確かに、年末年始なんにも連絡しなかったのは悪かったと思ってるけど。
……忘れてたとかじゃなくて、忙しいかなって思って…。
でもまあ理由はわかったし、後はこの襲われかけている状況をどう切り抜けるか…
なんて考えていたら、万斉がニヤリと笑った。
え、何その顔…
「ところでA殿、姫始めという言葉を知ってるでござるか？」
『姫……っ！？』
響きは可愛らしいのに、とんでもない言葉が出てきて、私は目を見開いた。
いや知ってるけど、そ、それって…
じわじわ顔が赤くなっていくのを感じて、慌てて言葉を紡ぐ。
『あ、あれだよね！
「誤魔化そうと思ってもダメでござるよ」
クソッ…誤魔化せなかった…っ！！
いつの間にか自分のベルトが外されていて、ズボンを脱がされそうになって私は叫んだ。
『ちょ、やめ…っ』
今日の下着可愛くないから！とか言えるはずもなく、手も使えないから脚をばたつかせるしか抵抗手段がない。
でも逆に余計に脱げた気がする。もうやだ！
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ひろおか唯 - 終わりかよ (1月12日 20時) (
レス) @page10 id: 4e412208c6 (このIDを非表示/違反報告)
瑠璃 - 小説読ませて頂いております。私も筆をとる身なのですが,作者様のようにギャグを織り交ぜながらというのが出来なくて四苦八苦しております。更新待ってます！ (2023年3月24日 23時) (レス) @page10 id: 56c8cc4ff3 (このIDを非表示/違反報告)
RIO - 小説読ませてもらっています！更新待ってます！！ (2022年4月9日 1時) (レス) @page6 id: 759836d8d0 (このIDを非表示/違反報告)
くまパンダ隊長 - 万斉さんカッコいい！私、万斉推しなんすよ！ (2022年3月28日 14時) (レス) @page6 id: cad4247964 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：めぐりずむ | 作成日時：2022年1月27日 14時
