正月ダラけすぎると仕事始まった時にめちゃくちゃ辛い�� ページ2
じゃあ、なんで……って、
『ぎゃあああ服をめくるなバカヤロー！！』
隊服の上着のボタンを開けられ、シャツをめくられて私は叫んだ。
「A殿…叫び声に色気がないでござる」
『うるせー！！こんな状態で色気もクソもあるかァァァ！！』
こっちは両腕封じられてんだよおおお！！
クソ…こんなことなら、初手で暗器の1つや2つや3つぶん投げておくんだった。
残っている脚でどうにか抵抗しようと思ったら、両脚を掴まれてしまった。
これはいよいよマズイのでは…！？
今日、スカートじゃなかっただけマシ…と思っていたら、奴は私のベルトに手をかけていた。
『待て待て待て！！ステイステイ！！』
慌ててストップをかける私に、今度は拗ねたような表情の万斉がポツリと呟いた。
「拙者、犬ではないでござる」
んな事はわかってんだよ！！とキレそうになるのを我慢して、彼が一旦動きを止めてくれたので、率直な疑問をぶつけてみる。
『なんで、こんなことするのっ……』
だって、今までこんな風に無理矢理押し倒されたこと……いや、あったわ。
いくらなんでも油断しすぎじゃないか自分。
「A殿が拙者を差し置いて、他の男と楽しそうに歩いていたからでござるよ」
『は？』
私の疑問に答えた万斉の言葉に、思わず首を傾げる。
……私が…？いつ？
心当たりがない…という私の表情を見た万斉が、ムッとしたように続けた。
「昨年…先月の28日、土方と沖田と仲良く一緒に歩いていたでござろう？」
そう言われて、私は考えを巡らせる。
先月の28日……結構前だな……って、年末の市中見回りのこと！？
『仕事ですけどっ！？』
仲良く…かどうかはわからないけれど、年末は酒の勢いに乗ったおかしな輩も増えるし、毎年見回りを強化しているのだ。
それがたまたま、土方さんと沖田さんと一緒だっただけである。
「その次の日は、斉藤と一緒だったでござる」
『あれは、年越しとお正月に向けての食料の買い出しを手伝ってもらってただけで…』
年越しそばとか、おせち料理とかお雑煮とかの材料を買いに行くのに、終さんが手伝いを申し出てくれたのだ。
「さらにその次の日は、原田と歩いていたでござるな」
『原田さん…？』
30日…… 何かあったっけ？と再度考えを巡らせる。
あ、真選組で餅つき大会やったわ。
原田さんに、杵と臼ともち米と全部運んでもらったんだった。
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ひろおか唯 - 終わりかよ (1月12日 20時) (
レス) @page10 id: 4e412208c6 (このIDを非表示/違反報告)
瑠璃 - 小説読ませて頂いております。私も筆をとる身なのですが,作者様のようにギャグを織り交ぜながらというのが出来なくて四苦八苦しております。更新待ってます！ (2023年3月24日 23時) (レス) @page10 id: 56c8cc4ff3 (このIDを非表示/違反報告)
RIO - 小説読ませてもらっています！更新待ってます！！ (2022年4月9日 1時) (レス) @page6 id: 759836d8d0 (このIDを非表示/違反報告)
くまパンダ隊長 - 万斉さんカッコいい！私、万斉推しなんすよ！ (2022年3月28日 14時) (レス) @page6 id: cad4247964 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：めぐりずむ | 作成日時：2022年1月27日 14時
