謹賀新年�� おまけ ページ35
※桃太郎ブラザーズが喋ってるだけです。
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「さて、俺たちも行くかぁ〜」
そういえば、白澤様と桃太郎にお年賀とか何も用意してないけど、いいのかな…と、柿助は首を傾げる。
「道中何か買っていくか」
しかし、何がいいのかねぇ〜…と、ルリオも頭を捻った。
「あ！桃源郷の桃饅頭は！？」
シロの提案を、
「「いや桃源郷に住んでる人に対して、桃源郷名物はないだろ」」
柿助とルリオが揃ってバッサリ切り捨てた。
「え〜っ、美味しいのに〜」
シロを無視して、
「そもそも食べ物が良いのか、タオルとかの日用品が良いのか悩むよな…」
「桃太郎なら日用品でも喜んでくれそうだけどな」
柿助とルリオは話し合っている。
「白澤様はお酒のおつまみとか喜んでくれそうだな」
「確かに。じゃあそれにするか…」
そもそも店やってんのかな…という2匹の心配をよそに、歩き出したシロはまた高らかに歌い始めた。
「と〜しのは〜じめ〜のためし〜とて〜♪」
「また突然歌い出したな…」
「シロはホント自由だよな」
犬っていいよなお気楽で…と、柿助とルリオも一緒に歩き出した。
「あっ！そういえば俺、この後の歌詞よく知らないや！」
「松茸が何とかって歌だっけ？」とヨダレを垂らしているシロに、
「いや松竹な」
「門松のことだからな」
と、柿助とルリオ双方のツッコミが入った。
「えっ、そうなの！？」
俺、てっきり新年のお祝いに松茸食べる歌だと思ってたよ！
そんなこんなで、年が明けても地獄の日常は(そして桃太郎ブラザーズの日常も)ゆるゆると続いて行くのであった。
ちなみに、白澤と桃太郎の元を訪れた際、
シロが「鬼灯様が「新年の挨拶に来るならお前が来い。でもAには絶対に会わせないからな(要約)」って言ってたよ〜」と白澤に伝えてしまったことにより、
「は！？ふざけんなよあの闇鬼神！！」となった白澤が(桃太郎も巻き込んで)その後閻魔殿に赴いて、新年早々一悶着起きるのはまた別の話。
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作者名：めぐりずむ | 作成日時：2021年12月15日 2時
