彼の異名は戦場の不具合“フィールドバグ”【ブルーロック】

10_“エゴ” ページ10

《まず、“エゴ”の学問的な意味はわかるか？》

『えーっと…。』


「…？」


《…エゴとは、自我。


己の利益のみを考えて取った行動だ。

今のお前らに聞こう。
0-1。残り1分。
ゴールから約8メートル。ゴール前にはGKと3人のDF。
仲間からのパス。ゴールを決めれば同点のビッグチャンス。

お前らならどうする？》


『俺なら、相手が絶対考えないような方法でゴールに近づいて一点！やな！』

凛「…俺はそのままゴール。」

『凛、それは無理やろ。』

凛「それ言ったらお前も止められたら終わりだな。」

《2人とも違う答えだよね。今出た答えが今のお前のエゴだ。

如月Aには確実なゴールの決定打はないけど、相手を翻弄できる技がある。

逆に、糸師凛には確実に相手を抜ける決定打がないけど、ゴールのシュート力は人一倍。


こんな感じで、人によってエゴは変わるわけだ。
エゴに大切なのは自分だけの圧倒的な武器。
ドリブルやトリップ、オフザボール。スピード。

さて、改めて、お前らのエゴ、自分だけの技はなんだ？》


凛「…俺は…。」


『圧倒的なアイデアとそれを叶える身体能力！』

《正解。糸師凛の方も何か浮かんだようだが…まぁいい。

今“ブルーロックにいる奴ら”はそれを探している。
だが、お前らはすでにそのステージより上へいる。
そんなお前らの更なる進化の鍵は、


“化学反応”だ。
俺から今言える“エゴ”のことは以上。
幸運を祈るよ。》

ｳｨﾝ

『…結局何が言いたかったんやろ。』

凛「ただエゴについて語っただけだろ。」

『そうやけどなぁ…。
次のステージは“化学反応”…なぁ。』

凛「…クソ、聞きそびれた。」

『？ま、これからは化学反応目指して頑張ろな、凛。』

凛「うっせ。」

俺らは拳を突き出した。

ｺﾂﾝ

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絵「ブルーロック最強コンビ…誕生か…。
これこらはもっと面白くなる。」

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ランキング17位ありがとうございますっ！！！
通知見て驚いてスマホを投げつけてしまいました(笑

特別に一話プラスで投稿しました！
これからもお願いします！！

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