彼の異名は戦場の不具合“フィールドバグ”【ブルーロック】

36_考える人と感じる人 ページ36

(視点潔です。)
ﾋﾟﾋﾟｰ!


ﾄﾞｯ


潔「行くぞ！」


『どーも。』


潔「っ！」



大丈夫だ、相手の目を見ろ。

キーは、

裏を突く攻撃。


こいつは常に、

俺の考えを予測して、



その裏をついてくる！！


潔「(いつもの俺なら、パス、か…じゃあここは…。)」


ｽｯ


『！まじか…直で撃つんか！？』



潔「(反応、してる、ここで！)」


ﾋﾟﾀｯ


『！』


潔「(シュートフェイント、からの…。)」



ﾄﾞｯ

『嘘やん、ノールックパスかい。』



パスの相手は、





潔「いつもより強めのパス、止めれんのは…？」



ﾄﾞｺﾞｯ


凪「俺だけってことだね…分かってるよストライカー。」

『…



凛！』


ｽｯ


凛「…。」


凪「…。」


何かやりにくそう…いや、



あれは凛のポジショニングの問題か…？


シュートフェイントとパス、、シュートetc…

全てを警戒して遠めのポジション！



潔「やっぱすげぇ…。」


蜂楽には千切…。


馬狼は…蟻生と押し合い…。


俺は如月…。


選ぶピースは…


潔「お前が欲しいのは、ここだろ！」


ゴール右手に凪と凛。


左後ろに千切蜂楽。


左前に馬狼と蟻生。


俺らは後ろの真ん中。


中が空いてる、と思う、裏を突く！凛と凪の右から抜けて、


下手すりゃ凛に止められるギャンブル！


ﾋﾞｭﾝ


凪「ナイス！」


ﾄﾞｯ


いつもより早いパス、凛の死角を利用した、


このパスを、決める！









『やっぱり、こっちやん。



俺の脳にビビッと来たで。』


潔「！？こいつ、なんでここに！？」

俺についてたなら後ろから来るはずだろ！


なんでもう、


ゴール前にいんだよ！

凪「ごめん、選択ミスったかも。


そいつは感じる側の人間だった…。」




そうか、

俺が考える人なら、


あいつは感じる人なんだ。

あいつの直感は、何故こんなに当たるのか、


それがわかるまでは、


俺は如月に勝てない！


『知ってた？潔くん。』


潔「(撃つしかない！)」

ﾄﾞｺﾞｫｯ



ﾊﾟｧﾝ!!

潔「くっ！(止められた！)」

『直感もシステムの内やで。』

37_システム→←35_台風接近中

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す