青い世界 26 ページ9
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船に乗ってから数時間、問題が起きた
「なんでテメェがここにいんだよ…！！」
俺の胸ぐらを掴んで睨みつける火拳のエース
「おいエース！！落ち着けって！どうしたんだよ！？」
コック服を身にまとったのは…あー、4番隊隊長のサッチか
「サッチ！！こいつだ！！こいつがエレアを、俺の妹を殺そうとした奴だっ！！！」
驚いた、あの不死鳥マルコにも気付かれなかったのにまさか火拳のエースにバレるとは
「落ち着けよい！確かに一致する点はあるし怪しいが、明らかに年齢が合わねぇよい！！」
「こいつはずっと老けねェんだよ！！エレアの話によりゃ20年前の写真も同じ見た目だったらしいからな！！」
「最初は驚いたが、その顔を見て確信した。エレアが1度見せてくれたお兄さんとやらと全く同じ顔だ」
その言葉を聞き、マルコの雰囲気が変わる
殺気立つ船内、隠す気もないそれと武器に笑いそうになる
「何とか言えよ！！このっ！！クソ野郎！！！」
「別に、言うことなんかねェよ」
「おまえ…っ！！！」
「その様子じゃ全部知ってるみてェだな。まぁいいわ、俺死ぬ為に海へ出てるんでな」
お前らに殺されるのもまた一興だろうよ
「巫山戯んじゃねェ！！殺す前にエレアに土下座させる！！死んだ方がマシだって目に合わせてやろうか！？」
すっかり頭に血が登っているエースを抑え、代わりにマルコが俺の目の前に立つ
「悪ぃねい、あいつァエレアが好きすぎてあいつの事になると頭のネジが数本ぶっ飛ぶんだよい」
「俺はエースよりマシだが、俺らも似たようなもんでねぃ。詳しく吐いて貰うよい」
「へーへー、何を言えばいいんで？」
「舐めた態度とりやがって…！！」
バンッ
「＿＿おいおい、いきなり撃つなよ、危ねェだろ？」
頭を狙って撃たれた弾を避けて見せれば、警戒心が高まったのがわかる
「ついでに言うと、あの睡眠薬もうちょっと改良した方がいいぞ、バレバレだったからな」
手をひらひらとさせて言えば、俺を睨みつける目の鋭さがあがる
「なにもんだよい」
「元海軍大将サカズキ直属の部下」
「んで、今はただの一般人」
「仲良くやろうぜ、どうせすぐ消える命なんだ」
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ごま明太子(プロフ) - 哀羅さん» ありがとうございます！想う、だとなんだか現実味が強い気がしたのであえて「想ふ」にしてふわふわとさせてみました。コメント本当に励みになります、ありがとうございます！ (2020年12月25日 20時) (
レス) id: d8b86df49f (このIDを非表示/違反報告)
哀羅(プロフ) - 続編おめでとうございます！タイトルいいですね！君想う、ではなくあえて想ふ、としてるのがたまらなく好きです！百人一首や和歌を思い出します。今回も応援してます！ (2020年12月25日 17時) (レス) id: 11aacecd07 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ごま明太子 | 作成日時：2020年12月25日 16時
