青い世界 4 ページ34
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「こ、殺される…」
お口直しに、と甘いフルーツサンドを頬張るエレアを横目に、サッチは頭を抱えた
本人は先程食べた不味い果実が悪魔の実とは気づいておらず、せっせとお口直しをしている
まだどんな実かも分かっていない悪魔の実、もしお嫁に行けなくなったらどうしようか、ぐるぐると最悪の事態ばかりが頭に浮かんでくる
「エレア、そんなにフルーツサンドが美味いのか？」
「
「ごっくんするまで待っててやるから食べてる時は話すなよ？行儀が悪いぞ」
「ん、はーい」
ダラダラと冷や汗が止まらないサッチ、それもそのはず、過保護組の1人であるイゾウが居るのだ
「あのね、さっきすっごく美味しくないやつ食べて、だからお口直ししてるの」
眉間にしわを寄せ、きゅっと口をすぼめるエレア
どのくらい美味しくなかったかを表している
「4番隊の作る料理はどれも絶品のはず……おいサッチ、どこ行く気だ」
考え込むイゾウから逃げるように、食堂から出ようとするサッチ
まさかと思ったイゾウはサッチを引き止めると愛用している銃を取り出し、彼の方へ向ける
「まさかとは思うが、悪魔の実を食わしたんじゃねェだろうな？」
「あ、あーそのだな、エレアが寝ぼけててだな〜？」
「ほォ？俺ァ昨日あれ程、エレアが間違って食わねェように直しとけと言ったはずだが？」
「すんっません！！！！」
華麗に地にひれ伏すサッチ、4番隊隊長の威厳などとうに捨ててきたのだろうか
「いやぁまさかエレアがこんな早起きしてくると思わなかったって言うかなんつーか」
この期に及んで言い訳を続けるサッチに、呆れを通り越して感心し始めるイゾウ
「食べちまったもんは仕方がねェ、アレを見つけた奴にはお前から説明しろよ。俺はオヤジに報告してくる」
この船では見つけた人がその悪魔の実を所持できる、食べるも売るも捨てるのも全て自由なのだ
たまたま見つけたのが4番隊の者だったのだが、本人はその際に受けた傷により医務室にこもっている
その為4番隊隊長としてしっかり管理するよう言われていたサッチ
「俺、死ぬかも」
どす黒いオーラを放ちオヤジの元へ向かうイゾウに震え上がる、しかし全て自業自得なのだ
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ごま明太子(プロフ) - Kさん» コメントありがとうございます！私も個人的にとても好きなシーンなのでそう言っていただけてとても嬉しいです。ps.まだ続きますので生きてご覧下さいな (2020年12月26日 20時) (
レス) id: d8b86df49f (このIDを非表示/違反報告)
K - 甲板へ降り立つところの描写が綺麗すぎて好きすぎて死にました ありがとうございました。好きです………………………… (2020年12月26日 18時) (レス) id: 5131f66a50 (このIDを非表示/違反報告)
ごま明太子(プロフ) - 哀羅さん» マルコの喜ぶ顔が目に浮かびます…むふふ…。ありがとうございます！休みが続いてるので時間見つけてまた鬼更新します！ (2020年12月16日 21時) (レス) id: d8b86df49f (このIDを非表示/違反報告)
哀羅(プロフ) - 青い世界に赤が飛ぶ…なるほど！トリトリの実ですか！！だからイゾウさんが…ムフフフフ。ますます楽しくなって来そうですね。更新楽しみにしてます！！ (2020年12月16日 17時) (レス) id: 11aacecd07 (このIDを非表示/違反報告)
哀羅(プロフ) - 違う想い…エースとマルコどっちかな。楽しみです！ (2020年12月15日 11時) (レス) id: 11aacecd07 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ごま明太子 | 作成日時：2020年12月4日 13時
