青い世界 2 ページ32
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「今日は俺らの可愛い妹について紹介しよう」
どこから盗って来たのか、マイクを片手に蝶ネクタイをつけ誰もいない空に向かって話すサッチ
サッチの奇行は今に始まったことでは無いので、皆気にも止めていない
「まずはやっぱりあのルックスだよな、まさにぼっきゅんぼん、出会った頃はこんくらいのぺったんこだったのによぉ！」
そう言いながら自身の膝辺りで手をひらひらするサッチ、バカにしている気もするが彼は高身長なので妥当なのだ
「あの黒い髪も可愛いよな、ちょっとくねってるのがこれまた可愛いんだわ」
お気づきだろう、彼は重度のシスコンである
マイクを握りしめ力説する彼の周りに人はいない、早速ただのヤバいやつである
「健康的な肌の色なんだがちょっと焼けててな？でもめちゃくちゃ焼けてるわけじゃねェんだよ！」
「身長は低いんだが、俺らと同じ目線になりたいって厚底のシークレットブーツ履いてんのがこれまた可愛いのなんの……」
最初はサッチを避けて歩いていく人がほとんどだったが、内容が可愛い妹と知り段々と人が集まってくる
「エレアの可愛いところつったら、船に乗ったばっかの時なんかちょっと血出るだけで涙目で"しんじゃやだぁ"って言ってたのとか最高に可愛かった」
「それを言ったらスープの時に熱くて舌やけどしたエレアが俺に"ふーふーして…"って言ってきたぞ」
「はァ！？俺言われたことねェんたけど！！？」
「サッチは顔がうるさいからな」
「んだとエースこの野郎！！！」
いつの間にか紹介から何をしてもらったかの自慢になり、マウントを取り合っているが、気にしてはいけない
彼らが今一番気にしなければならないのはサッチの後ろに黒いオーラを出して佇む長男様一人である
「随分と楽しそうだねぃ？」
ニコリと笑みを浮かべるマルコ、しかし目は笑っておらず目が据わっている気もする
「いや、これはだな〜その」
エレアを愛してやまないマルコにマウントを取ろうものなら訓練と称されボコボコにされかねないのだ
「…俺のお名前を呼びながらなく姿が1番可愛いよい」
その言葉に一同は固まる、爆弾を落としたは本人は食堂へ向かって行った
「いーやァァ！！！！」
「俺らの妹がァァァ！！！」
この日、白ひげ海賊団は幽霊船のような雰囲気だったと言う
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ごま明太子(プロフ) - Kさん» コメントありがとうございます！私も個人的にとても好きなシーンなのでそう言っていただけてとても嬉しいです。ps.まだ続きますので生きてご覧下さいな (2020年12月26日 20時) (
レス) id: d8b86df49f (このIDを非表示/違反報告)
K - 甲板へ降り立つところの描写が綺麗すぎて好きすぎて死にました ありがとうございました。好きです………………………… (2020年12月26日 18時) (レス) id: 5131f66a50 (このIDを非表示/違反報告)
ごま明太子(プロフ) - 哀羅さん» マルコの喜ぶ顔が目に浮かびます…むふふ…。ありがとうございます！休みが続いてるので時間見つけてまた鬼更新します！ (2020年12月16日 21時) (レス) id: d8b86df49f (このIDを非表示/違反報告)
哀羅(プロフ) - 青い世界に赤が飛ぶ…なるほど！トリトリの実ですか！！だからイゾウさんが…ムフフフフ。ますます楽しくなって来そうですね。更新楽しみにしてます！！ (2020年12月16日 17時) (レス) id: 11aacecd07 (このIDを非表示/違反報告)
哀羅(プロフ) - 違う想い…エースとマルコどっちかな。楽しみです！ (2020年12月15日 11時) (レス) id: 11aacecd07 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ごま明太子 | 作成日時：2020年12月4日 13時
