青い世界 1 ページ31
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「そう言えばよ、エレア話し方昔に戻ったよな」
ある日の食堂、お昼ご飯を頬張るエレアを見てサッチが何気なく言った一言が始まりだった
「
「エース、食べながら話しちゃダメだよ」
行儀が悪い、と言葉を続けるエレアにエースは悪ぃ悪ぃとまたご飯を口に運ぶ
「それで、サッチは急にどうしたの？」
そう言ってサッチの方を向くエレア
眉間にシワをよせ、いかにもめんどくさいから聞いてくるな。と言った顔だ
「なんちゃらよ〜とか、なになにだわ、とかなんかナース達みてぇだったよなぁ？」
「別に、いいでしょどんな話し方でも」
ツンっとそっぽを向くエレアにサッチは頬をゆるめる
彼の名誉の為に言っておくが、彼は女性に冷たくされて喜ぶような特殊な趣味は持っていない
仮に持っていたとしても妹にされて喜ぶ人間ではない
ただ彼は嬉しいのだ、少し前までなら会話すらしたがらなかった妹が、こうして言葉を交わし、からかえる
幸せでたまらないのだ
「サッチきもい」
「んなっ！めっちゃ傷ついた！！」
「ふふ、でも好きだよ」
「っ〜！！俺の妹が可愛いっ！！」
茶番のようなその光景に皆が頬をほころばせる
○
○
゜
「で、なんであんな話し方だったんだよい？」
夜、書類をしているマルコを他所に部屋で寝転んでいれば急に話しかけられ、思わず固まってしまう
「聞いてたんだ…」
地獄耳…
「ほォ？」
「あ、あー！！話し方の理由でしょ！？」
メガネを外しこちらに近づく彼に危機感を覚えたのか、慌てて話をそらすエレア
マルコは理由が気になるようで、マグカップを手に持ちベッドに腰かける
「その、あの時はただでさえ海賊王の娘で、嫌われるって思ってたから…」
「マルコに好かれたくて、どうしようって考えてたらサッチがナースはいいよな！って言ってたの思い出して…」
それで…
だんだん声が小さくなるエレアを見れば、顔を真っ赤にしている
「ね、寝る！！おやすみ！！」
バン！と扉を開けて走り出すエレア、唖然としていたマルコだが、飛び出した恋人の姿を思い出し上着を手に取り追いかける
「っだから服を着ろって言ってんだろい！！！」
露出狂な彼女にご注意を
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ごま明太子(プロフ) - Kさん» コメントありがとうございます！私も個人的にとても好きなシーンなのでそう言っていただけてとても嬉しいです。ps.まだ続きますので生きてご覧下さいな (2020年12月26日 20時) (
レス) id: d8b86df49f (このIDを非表示/違反報告)
K - 甲板へ降り立つところの描写が綺麗すぎて好きすぎて死にました ありがとうございました。好きです………………………… (2020年12月26日 18時) (レス) id: 5131f66a50 (このIDを非表示/違反報告)
ごま明太子(プロフ) - 哀羅さん» マルコの喜ぶ顔が目に浮かびます…むふふ…。ありがとうございます！休みが続いてるので時間見つけてまた鬼更新します！ (2020年12月16日 21時) (レス) id: d8b86df49f (このIDを非表示/違反報告)
哀羅(プロフ) - 青い世界に赤が飛ぶ…なるほど！トリトリの実ですか！！だからイゾウさんが…ムフフフフ。ますます楽しくなって来そうですね。更新楽しみにしてます！！ (2020年12月16日 17時) (レス) id: 11aacecd07 (このIDを非表示/違反報告)
哀羅(プロフ) - 違う想い…エースとマルコどっちかな。楽しみです！ (2020年12月15日 11時) (レス) id: 11aacecd07 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ごま明太子 | 作成日時：2020年12月4日 13時
