【男主】お嬢様【ツイステ】 (ページ29)

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レオナ「このレオナ様の尻尾を踏んでおいて何もナシってそりゃねぇだろ？

気持ちよく寝てたところを起こされて機嫌が悪いんだ。歯の一本も置いてけよ。」

A「(やべ、昼みたいに…！)」

目の前の男から伸ばされた手に昼の不良がフラッシュバックして、目を瞑る。

腕を掴まれるか顔を殴られるか、というところで、「レオナさーん！」と声がした。
誰だかわかんないけど、助かった…。

？？「もー。やっぱりココにいた。レオナさん、今日は補習の日ッスよ」

レオナ「はぁ……うるせぇのが来た。」

？？「レオナさん、ただでさえダブってんスから。これ以上留年したら、来年はオレと同級生ッスよ？」

A「ライオン野郎ダブってんのかよ！」

レオナ「ワガママお嬢はその顔面失くしてほしいみてぇだな」

ライオン野郎はそう言うと俺の頬を片手で掴み、小柄な男と会話を続ける。
そして会話が終わると、「次はねぇ」と言い残して去っていった。

いや、威圧感ぱねぇわ、ほんと……。

彼は小柄なヤツから敬語を使われていたし、三年生だろうか。

まぁ、知ろうとは思わないけど。もう一生会いたくねぇ。

そう考えこみながらも、カゴとトングを持ってきたエーデュースと合流した。
　
　
　
　