【男主】お嬢様【ツイステ】 (ページ13)

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「お前らさ、俺が関係ないのに呼び出されたって覚えてて言ってる？」

「うるせぇ！お前、さっきのバケモノに魔法当ててなかったじゃねぇか！」

「はぁ？デュースそんなヤツだったの？幻滅。」

そう言うとデュースははっとして、俺らに謝る。
元ヤンなのか、こいつ。

五人で考え込んでいると、ユウが「あっ」と声を出した。

「やい、バケモノ！コ、コココッチなんだゾ！」

「今だ！」

「オッケー、お任せ！いくぜ、特大突風！」

「アーンド・グリム様ファイアースペシャル！」

オレ以外の三人によってバケモノの動きを止める。
こう考えると、なんで俺呼ばれたんだよ。

そう思いながら、五人で魔法石のもとへ向かう。

魔法石を持って、炭鉱を出る。

「嘘だろ！？あんだけの重しを全部押しのけて追っかけてきた！」

「大丈夫、こんなときのために！」

ユウはそう言って、俺に視線を向けた。
炭鉱に向かう道中に、「危なくなったらよろしくね」と言われたのだ。

「仕方ねぇな、感謝しろよ、お前ら！」

そう言って炎を出すと、バケモノの頭の瓶が割れて、体も消えた。
案外、単純なつくりをしてんのか。

「じゃ、帰るぞ」

「もう最初からお嬢が一人でやってた方がよかったんじゃ…」

「なわけねーだろ。お前らは学園長に報告に行くんだろ？俺は掃除当番だし、帰るぞ。」

「本当に助かった！お嬢、また明日な！」

「お嬢じゃねぇって何回言ったらわかるわけ？この爆発頭、ジュース野郎！！」
　
　
　
　