デパート潜入編4 ページ27
慧side
扉をあけた俺たちがみたもの。
それは
子「うわぁーん!おかあさーん!」
子「グスッグスッ…ママァ」
子「俺のおもちゃ!かしてよ!」
子「だめ!今使ってたの!」
結構な数の子供。
しかもただの子供じゃない。
泣きわめいたり、待ってる間のおもちゃの取り合い
走り回ってる子もいれば、…泣いてる子。
その部屋は子供の声で耳を塞ぎたくなるくらいうるさかった。
大「いのちゃん…これ、」
慧「迷子センターってこんなだっけ?」
突っ立っていると後ろから声をかけられた。
女「あなた達がここに来た新人さん?よかった〜人手が足りなかったのよ。」
慧「あの、ここは?」
女「迷子センターに届けられた子供達の待機部屋。でもあまりにもうるさくて…しかも子供は泣いてるから懐いてくれないし。それでどんどん人が辞めていくの。」
慧「いつもこんなにいるんですか?」
女「ここのデパートは広いから迷子になりやすいのよ。だからほら」
ピンポンパンポーン
ア「迷子のお知らせです。〇〇からお越しの◻◻くんが迷子センターでお待ちです。お心当たりの……」
女「常に迷子のお知らせが流れてるってわけ。」
やばいな。
女「あなた達の仕事は、親御さんを待ってる子供達の相手をしてあげること。子供は元気で体力いるわよ?よろしくね。」
慧「大ちゃん…」
大「…頑張るしかないよ」
ハア。
子「うわぁーん!ねえ!パパとママァ!」
さっそく女の子がしがみついてきた。
慧「大丈夫だよ。パパとママはすぐ来てくれるからね。それまでいい子にして待ってようね。いい子にしてたらパパとママも喜んでくれるよ」
子「グスッ…ほんと?」
慧「うん!ほんと!」
子「ヒック…じゃあ、いい子にして、待ってるぅ」
慧「うん!えらいねぇー!おもちゃで遊んでな?」
大「いのちゃん凄いね。」
慧「普通だよ。大ちゃんもがんばって」
大「よし!やってやるか」
子「おい!遊んでやるから相手しろ!」
慧「え?」
子「戦いごっこな!俺がヒーローでお前が敵!えいっ!やっ!とぅ!スーパーマンキック!」
慧「えっ!ちょっ、わっ!」
いきなり戦いごっこを始めたと思ったらキックしてきた。まあこっちはいろんな敵と戦ってきてるから子供のキックなんて痛くもなんともないけどね。
迷子センターってこんな疲れるのか。
他の人たちはどんな感じだろ。
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やまびこ(プロフ) - こちらこそリクエストありがと〜了解です! (2017年4月7日 19時) (レス) id: d68c208e1a (このIDを非表示/違反報告)
白米王子小悪魔王子 - リク~!! いのちゃん以外で任務にいって皆やられて殺されかけられるところにいのちゃんがくるみたいなので!やまびこーいつもありがとう~♪ (2017年4月7日 10時) (レス) id: 7fe62378d7 (このIDを非表示/違反報告)
やまびこ - 白米王子小悪魔王子さん» いっぱいありがとう!がんばります! (2017年3月29日 0時) (レス) id: d68c208e1a (このIDを非表示/違反報告)
白米王子小悪魔王子 - 伊[ありがとぉ!やまびこちゃぁん!]↑とにかく可愛いをだす伊野尾だった (2017年3月28日 19時) (レス) id: 7fe62378d7 (このIDを非表示/違反報告)
やまびこ - ありがと〜!がんばります! (2017年3月28日 19時) (レス) id: d68c208e1a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:やまびこ | 作成日時:2016年11月3日 2時