15.5話目 ストーカーの正体 後編 ソウside ページ27
家から1番近くのコンビニに全力で走る。
の、だが、これは…
運動不足が効いているのか、当然だがまったく速くない。
死ぬ気で走ったつもりだが、電話が掛かってきてから体感で10分は経っている気がする。
自分の運動不足をこれまで恨んだことがあっただろうか。
否、なかっただろう。
全力で走って、やっとコンビニにたどり着く。
本当は今すぐにクーラーの効いた部屋で涼みながらパソコンを再開したい気分だが、コンビニを外から覗き込んでいる怪しい2人組が目に入ってしまったものだから、そんなこともいかずに。
怪しい2人組を観察…というか、視察?
まぁ兎も角見ていると、ふと、2人組がAと同じ高校の制服を着ていることに気づく。
ほう。もしかしたらこいつらがAのストーカーか?
いや…でもなんで?
そんなことを考えていても、まあ、所詮は話しかけてみないとわからない訳で。
でも、なんて声を掛ければいいだろう。
なんて数十秒考えてみても、いい案が思い浮かばずに、結局カマをかけてみることにした。
キミ達がAのストーカーなんだろ、と。
あたかも、ボクは知っているんだぞ、という風に。
そして。
まあ、結果は、なんというか、「予想通り」だった。
ソウ「え?…じゃ、ないでしょ?
だから、そんなオトモダチのジョーくんとサラちゃんが態々Aのストーカーなんてして………
どういうつもりなのかって……
聞いてるんだけど?」
…なんて言ってみれば、怪しい2人組改めサラとジョーは、こちら側の質問に答えずに走り去ってしまった。
すぐに追いかけて警察にでも突き出そうかとも思ったが、なんせボクには体力が無い。
2人の正体はわかったことだし、それだけでも充分な収穫だ。
ここは潔く諦めよう。うん。
そんなことを考えつつ、Aを迎えにコンビニの中に入った。
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奇花琉 - そうですか…。作者様のやりたい仕方で頑張ってください！応援しております！ (3月16日 7時) (
レス) @page30 id: d03b24d678 (このIDを非表示/違反報告)
奇花琉 - 狼ゲーム面白いですよね！ちなみに作者様は、どのキャラが一番好きですか？僕は、コウくんです！ (3月11日 12時) (レス) @page24 id: d03b24d678 (このIDを非表示/違反報告)
奇花琉 - めっちゃ面白いです！更新頑張ってください！ (1月5日 8時) (レス) @page17 id: d03b24d678 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：琴乃 | 作成日時：2023年11月17日 16時
