すみません… ページ5
_________,,♪
私は美しい歌声で目を覚ました。
ここって___,,
ゼルダ「あら?やっとお目覚めですか?」
聞いたことのある声の方を向くと、この城の美しいお姫様が輝くばかりの笑顔で私を見ていた。
『………………!!!!?』
私はしばらくの間状況が理解出来なかった。そしてやっと理解できたとき、冷や汗が止めどなく出てきた。この国の王女様のお部屋で私ごときがグースカ寝ていたなんてっっ!!
『すっすすっすすみませんでしたあああああぁあっぁっぁぁあああ!!』
慌ててベッドからおりて部屋の扉に直行した。
ゼルダ「待ってください!」
ビクリと肩を震わせ、私は一時停止する。後ろからヒールの鋭い音が近づいてくる。
まずい……まずいまずいまずいまずいまずい!!
ゼルダ「そんなに緊張なさらなくても大丈夫ですよA。私は怒っている訳ではありませんから。」
と、私の両肩に手をのせて優しく発言してくれた。
『あ、あのっ!………すみません…でした。』
私は何とか声を絞りだした。
ゼルダ「いいえ〜♪……ところで、何故部屋の前で倒れていたのですか?」
『え?……………あっ、確か急に目眩がして、倒れてそのまま…』
そっか。私、自分でベッドに寝たんじゃないのか。
安堵のタメ息を吐く。
ゼルダ「そうですか……。でも、大変な病気なんかじゃなくて良かったです。貴女が無事で。」
何故、姫様は私の心配なんてしてくれるのでしょうか。思えば、今まで些細なことでもゼルダ様はすぐ駆けつけてくれていた。何故……
『あの、ゼルダ様。』
ゼルダ「何でしょう?」
『どうしていつも私なんか「失礼します!ゼルダ様、大変です!」
バァンと私の言葉を遮るように入ってきたのは一人の傷を負った兵士。
ゼルダ「どうしたのですか!?」
兵士1「た、大量の魔物が、この城に迫ってきています!!」
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作者名:めんごねん | 作成日時:2017年7月24日 9時